
株式会社エスネットワークス
経営支援第1事業本部 第1部長
小嶋 晃弘
こじま あきひろ
投資家目線を持ったコンサルティングで経営者と投資家のコミュニケーションの架け橋になる
1989年6月21日生まれ(37歳) 長野県出身 東京都在住
東京経済大学 卒業 2010年合格

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キャリアサマリー
公認会計士論文式試験合格
有限責任あずさ監査法人入所 金融事業部に配属、監査業務に従事
株式会社エスネットワークス入社 PEファンド投資先のPMI及びIPO支援に従事 現在は経営支援第1事業本部経営支援第1部長として業務に従事
8歳から野球を始め、10代のほぼすべての時間を野球に費やしてきましたが、20代を目前にして漠然と将来について考え始めました。大学では特待生として入学しており、提携専門学校での学費が免除されるコースのうちの1つに「会計士コース」が設けられていたため、これを受講したことが会計士を目指すきっかけとなりました。
当初は「なぜ会計士なのか」は特に何も考えず、野球に変わる何かの目標が欲しかっただけなのだと思いますが、良くも悪くもこれまで勉強に触れてこなかった分、日々の学習がただ単に面白かったのでモチベーション高く学習を続けられたのかなと思っています。
試験合格後、試験勉強の知識から実務レベルで実践していくか、より未知の領域で知識を広げていくかを迷いましたが、最終的には「まだまだ幅広い知識を身につけていきたい」と考え、当時の自分にとって最もとっつきにくいと考えていた金融事業部をあえて希望・配属となりました。そして2年半程度監査業務に従事した後、今度は得た知識を実践していきたいという願望が強くなり、現場に常駐して各種経営課題にアタックすることを強みとしている現在の株式会社エスネットワークスへ転職。現在は主にプライベート・エクイティ・ファンド(非上場企業の株式を主な投資対象とするファンド。以下、PE)投資先へのPMI(Post Merger Integration:M&A後の経営統合)サービスを通じて、事業承継期にある経営者の支援をさせて頂いております。
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監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
監査法人では金融事業部に配属となりました。監査法人なので当然監査業務を行うわけですが、特に金融事業部では基本的に「モノ」が存在しないため、非常にとっつきにくい業務からキャリアをスタートしたことになります。クライアントはアセットマネジメント会社から証券会社、不動産デベロッパーやREIT等を担当しておりましたが、普段の生活では理解が難しい業界な分、日々のインプット量が非常に重要で業務終了後に毎日書籍を通じて何かしらの勉強をしていたことを覚えています。
この業務を通じて特に学んだことは、経営にとって注視しなければいけないマーケットは顧客だけではく、裏側には銀行や投資家が存在すること、そして裏側には裏側の論理が存在し表裏一体にバランスをとらなければ事業の持続的な成長は望めない、ということでした。
そしてこのバランスをきちんととって適切な事業運営をしていくことの重要性と同時に、その難しさが多くの企業の持続的成長のボトルネックとなっている現実を痛感し、この領域(=CFO領域)でのキャリア形成が自身の強みを発揮していく最良の選択であると考え、現在籍を置いている株式会社エスネットワークスへの転職を決意しました。

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今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
現在は日本国内及びアジア地域に展開しているベンチャー企業及び中堅中小企業にCFO領域のコンサルティングサービスを提供している株式会社エスネットワークスに所属しています。私が所属する経営支援第1事業本部では主にPEファンドの投資先企業に対するPMIの実行及びExitフェーズにおけるIPO支援業務等をハンズオンで提供しています。
弊社の特徴はいくつかありますが、監査法人との比較では独立性ではなく主体性が求められる点、他コンサルティングファームとの比較ではアドバイスではなく実行までカバーする点が挙げられます。
当然のことですが、机上の経営理論だけでは組織は機能しませんし、一方で現場の視点だけでは外部環境の激しい変化についていくことができません。
弊社はこのような経営課題が顕著に現れやすいベンチャー企業及びローカルの中堅中小企業に対してCFO領域のコンサルティングサービスをハンズオンで実行する「経営者の支援」に加え、「経営」と「現場」を行き来する環境に身を置き経営理論と経営感覚を身につけたコンサルタントを「経営者として輩出」することを通じて日本国経済に貢献することをビジョンに掲げ、日々業務に取り組んでいます。
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あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
これまでのキャリアとして監査法人で金融セクターの監査業務、現在では主にPEファンドをクライアントとしている点で、事業運営に必要な投資家目線を持ったコンサルティング業務を遂行できる点が強みであると認識しております。
現在では多くのPE投資先企業のプロジェクト・マネージャーを担当しておりますが、クライアントのCEO、COO(最高執行責任者)の皆様の顧客へのアプローチに加え、我々が提案する財務の視点を組み合わせて貸借のバランスを取り、経営者と投資家のコミュニケーションの架け橋となることで円滑な事業運営をサポートさせて頂いております。
また、PMI業務は財務・会計領域のみならず、経営企画から人事総務、コンプライアンス、ITまで幅広い業務の統合支援となるため、ある種総合格闘技的な能力が要求されますが、このような経験を数多く積ませて頂いていることがマネジメント側で案件を見る立場になった今にも活きているのではないかと思います。

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仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
1年以上現場に張り付いて実行支援をさせて頂いたIPOプロジェクトで無事上場日を迎えた日のことは今でも鮮明に覚えています。プロジェクトには論理だけでは解決できない水面下の様々な困難がありますが、クライアントと共に同じ目標に向かって前かがみで推し進めていく日々はとても充実していましたし、IPO達成の瞬間には自分ごとのように嬉しく感じました。
他にも多くの心が大きく動いた瞬間はありますが、全体として言えるのは、成功も失敗もクライアントと同じ立場で味わうことになるので、良い時は共に喜び、悪い時は共にへこんだりしています。そういう意味で、共に仕事をした「戦友」とでも呼ぶべきクライアントの方々と過ごした1日1日は大変貴重で、時に議論が白熱して喧嘩になったりもしましたが、それでも1つの方向性を導き出し実際に成果が出た瞬間はとても嬉しく感じます。
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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
あまり公認会計士という仕事に関連して悩んだことは無いと思います。難しい決断を迫らなければならないケースやどうしようもない状況に直面するケースは仕事柄多いですが、一方で最も悩みの多い経営者に安心と決断を与える職業だからこそ、そのような状況下で悩み身動きが取れなくなるよりも、いかにプロアクティブに物事を進めていくのか、を考えることが重要だと思います。
そしてそのように考えるためには、日々自身の精一杯を追及し続けること、手を抜かないことが重要だと思います。だからこそ、最終的に下した決断に対して責任を持てるようになり、その結果を受け止められると思うからです。
また、あくまで仕事は自分1人でやっているわけではなく、クライアントを含めたチームで動いています。従って、どのようにすべきか悩んだ際には素直にチームで話し合い、助け合いながら進めていくことで多くの問題をクリアにできますし、無意味なプライドやプレッシャーは捨て去って「素」でぶつかっていくからこそ、そこに信頼関係が生まれ、全体として良い結果が生まれると考えています。
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人生の目的と公認会計士という資格
人生の目的というと大げさで難しいですが、「自反而縮雖千萬人吾往矣」という言葉があります。これは私の出身高校である長野県諏訪清陵高校の校是でもありますが、孟子の言葉で「自らを省みて、それがやはり正しいと思うのであれば仮に千万人の敵が道を阻もうとも、恐れずに立ち向かって行く」という意味の言葉です。
私はこの言葉について3つの要素が必要だと考えており、それは①自らを省みる謙虚さ、②それが客観的に正しいと判断できるだけの知識・経験、③困難な道でさえも選ぶ勇気です。
過去監査法人に入所する面接の際、「今の私は無知なので、この言葉を実践すれば即ち単なるわがままになってしまう」と言い、自分にとって最も知識のない金融の世界に入っていきました。
現在では、多くの経営者やプロフェッショナルと関わることができる環境に身を置き、物事を謙虚に受入れる姿勢を大事にしています。
そして将来においては、自らの経験や知識を元にした判断軸と意見をきっちりと持ち、経営者に安心と決断を促せる存在になりたいと考えています。
そういう意味で、公認会計士という資格を持ち仕事をすることは上記のような要素を身につけるためには大変良い環境であると考えています。

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これから成し遂げたい事、将来の夢
現在はCFO領域のコンサルティング業務を行っていますが、近い将来全CXO領域をカバーする経営チームを組織したいと考えています。
数多くのコンサルティング・ファームがマーケティングやテクノロジーに関するコンサルティングサービスを提供しておりますが、多くのそれは「アドホック」であり、「絵に描いた餅」に終わる事が少なくありません。
我々はCFO領域のコンサルティングサービスをハンズオンで実行することに強みを有しており、クライアントに経営インフラを「実装」することを得意としています。実装した経営インフラを土台として、更なる成長を目指すための打ち手を矢継ぎ早に提案できる経営チームを組織することはクライアントにとって有用ですし、逆に土台無き打ち手は混乱を招くことになるので、我々がここをセットでカバーできるような体制を整備したいと考えています。

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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
キャリア形成は自分事なので「皆がこの就職先だから私も・・・」という決め方だけはやめましょう。重要なのはどこに自分が活躍できるフィールドがあり、そこにはどれほどの競合がいて、そこで勝ち残るために必要な自分の能力は何で、それはどこで手に入るのか?を考え抜くことです。戦略を間違えれば後戻りは容易ではなく、ただ埋没した特長の無い会計士になってしまいます。
できるだけ自分の周り以外の活躍している先輩と会い、話を聞いてみることをお勧めします。自身では発見できない多くのフィールドを知る事ができますし、想像以上に幅広いフィールドが存在しています。従って、多くの人との出会いを大切に、1日1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。


