
有限責任監査法人トーマツ
監査事業本部 パブリックセクター・ヘルスケア事業部(以下PSHC事業部と記載) マネジャー
小林 美咲
こばやしみさき
「まずはやってみる」の精神で頑張っていきたい
1987年1月4日生まれ(39歳) 東京都出身 東京都在住
中央大学 商学部 会計学科卒業

01
キャリアサマリー
有限責任監査法人トーマツ 入社
産休・育休
復職
産休・育休
復職
私は父も母も資格を取得して働いていた影響で学生の頃から将来は手に職を付けたいと考えていました。高校時代の進路選択の際にたまたま公認会計士という資格を知り、日本の三大国家資格にも関わらず医師や弁護士よりもずっと安価に資格が取得できるうえ、将来色々なキャリアに役立ちそうな点に魅力を感じ資格取得を目指しました。 トーマツに入社後は第一希望だったPSHC事業部に配属され、民間企業の会計監査だけでなく、独立行政法人や公益法人など公的組織の会計監査や自治体等へのアドバイザリー業務に入社1年目から従事することとなり、様々な経験を積むことができました。 その後2度の産休・育休、社内の時短制度なども利用して今に至ります。
02
監査法人に入社することを選択したきっかけ
トーマツを選んだ理由は「職員の人柄の良さ」と「PSHC事業部」でした。
公認会計士試験に大学4年時に合格し、社会人経験もなく仕事のことは右も左もわからない状態だったことから、まずは大手監査法人で色々な経験を積みたいと考え、大手の監査法人を希望しました。そこで各法人の法人説明会に参加したのですが、トーマツは話を伺った職員の方たちがお互いとてもフランクな雰囲気で話をされていて、その雰囲気に一番惹かれました。実際に入社後、パートナーを含めとても気さくに話ができ、公私ともに色々な相談に乗っていただくことも多く、説明会のときに受けた印象は今も変わっていません。
また、私は手に職を付けたいという思いで公認会計士を目指しましたが、私の合格年次は大量合格世代と言われライバルが非常に多く、優秀な同期たちと差をつけるためにもライバルの少ないところでよりニッチな専門性を身につけたいと考えていました。そういった視点で各法人を比較していた際、スタッフ1年目からアドバイザリー業務を経験することができ、またこれから伸びていく分野でまだ専門家が少なく、経験を積めばこの分野での日本のトップランナーになれるという点に惹かれ、トーマツのPSHC事業部を志望しました。

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監査法人での仕事の内容、特徴、キャリアパス
トーマツのPSHC事業部では独立行政法人や国立大学法人、公益法人などの会計監査の他、自治体、病院、JAなどに対しアドバイザリー業務を行っています。その中で私は会計監査も行っていますが、メインは自治体へのアドバイザリー業務に従事してきました。その年により業務内容は変化していきますが、今はおもに公営企業(水道や下水道など)へのアドバイザリー業務を行っており、予算書決算書作成、経営戦略の策定、料金改定、会計システムの導入支援などをしています。
公営企業を始め自治体の職員の方の場合、異動により簿記の知識がない中で仕訳を起票しなければいけない状況に陥ることが多く、また国の方針でいきなり経営戦略を策定する必要が出るといった自治体職員の方が困る場面が多々あります。そのような自治体職員の方の困りごとに寄り添うことでわずかでも地域に貢献できる、という点が特徴でありやりがいです。そのため、私は仕事をするうえで「目の前のクライアントが何に困っているか」「解決するために必要なことは何か」を常に意識しています。
またアドバイザリー業務ではクライアントに寄り添う姿勢での仕事が多く、監査とは違った立場でクライアントと関わり、直接的な信頼や感謝をいただくことができる場面も多いのでそれが励みになります。また仕事内容も流動的で毎年異なる業務に従事することができ、様々な経験、知識を蓄積していくことができます。
スタッフのときは主査の指示の元での作業がメインでしたが、シニアスタッフになるとこれまで以上にクライアントと直接対話する場面や主査として責任のある立場を任されることも多くなります。より主体的にクライアントと接する機会が増えることで、これまでより深くクライアントに寄り添う姿勢が身に付きました。
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あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
私の強みは専門家の少ない分野でのアドバイザリー業務経験や、産休・育休・時差出勤などの制度利用実績です。これらの経験によって知識だけでなく精神的に大きく成長できたと感じています。
トーマツのPSHC事業部のアドバイザリー業務では、研修講師や営業活動、提案書作成など、通常マネジャー以上が行う業務にスタッフのうちから関与することができます。また公営企業に関連した業務の他、公会計制度改革業務や行政改革業務、総合計画策定支援業務など多種多様な業務を経験することができました。このような経験を早期から積めたことは私自身の自信にもつながりましたし、これからも新しい業務を開拓していきたいと考えています。
一方、産休・育休・時差出勤などの制度利用で制約のある働き方を経験したことで、チームで仕事をする意識が変わりました。以前は自分が残業すれば大丈夫と個人単位で仕事を進めていましたが、出産後は自分だけで調整することができなくなり、チームメンバーやクライアントにも理解、協力をお願いする必要が出てきたことで、他の方を巻き込んで仕事をすることができるようになりました。その結果としてチーム一丸となってクライアントに貢献する、といったことができるようになったと感じています。

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仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
これまでの経験で一番心に残っているのは、当時スタッフとして事業部で初めて行う分野の業務に従事した際、事業部内にも知見がないため、一から自分で勉強してクライアントに提案を行う必要があり、どのような方策が良いか色々なパターンを考え報告資料にまとめたうえでクライアントに説明を行ったことがありました。説明当初はクライアントから様々な指摘を受け凹むこともありましたが、業務完了時には大変感謝され、とても嬉しかったことを覚えています。
06
公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
5の件のように、クライアントの要求に応えられないことは本来あってはならないのですが、まれにそういったことが起きたときはとても凹み、向いていないからやめた方が良いのではと毎回悩みます。それでも上司、先輩、後輩などから助言や協力をいただくことで奮起し、最終的にクライアントに喜んでいただけたときは続けてきて良かったという気持ちになり、それが支えになっています。
07
人生の目的と公認会計士という資格
私は手に職を付けるために公認会計士になりました。手に職を付けたかった理由は結婚、出産、離婚などの重要なライフイベントが起きたときに自分の中に武器があれば戦っていけると思ったからです。公認会計士という資格は私にとって非常に心強い武器となりました。人生の目的というと大げさですが、私はこの武器をもって自分だけでなく、クライアント、チーム、家族など周囲の方々の力になれると思っています。

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これから成し遂げたい事、将来の夢
私はこれまで色々な業務を経験させていただきましたが、これらは先輩たちが種まきをしてくれた結果です。そのため、私も次世代の後輩たちのために色々な種まきをしたいと思っています。具体的には、これまで事業部がやってこなかった分野の業務を開拓したり、まだ少数の人しかできない業務を標準化、定型化し事業部内の職員であれば誰でもできる業務にすることで事業規模を拡大することや、制約のある働き方で得た知見を共有することで、より多様性のある働き方を提案したり、リクルート活動で受験生に魅力を伝えたりといった仕事をしたいと考えています。

09
キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
女性でも男性でも、人生100年時代には変幻自在な武器が必要だと考えています。公認会計士という資格は入り口こそ一つですが、出口は千差万別で活躍できる舞台は無数にあります。私の所属するPSHC事業部の同期だけでも全員違うキャリアを歩んでいます。だからこそ、公認会計士という資格の他にもう一つ自分の専門性を持つ必要があると考えています。会計士+α、+βとどんどん武器を足していくことで自分だけの強い武器を作っていくことができます。そのためにはまず手を動かしてみる、やってみることが一番です。そうしてたくさんの人たちと触れ合い経験することで、気が付くと自分の方向性が定まっていると思います。私もまだ自分の道を模索中ですが、「まずはやってみる」の精神で頑張っていきたいと思っています。


