
株式会社クリフィックスFAS
シニアマネージャー
神原 大樹
かんばら だいき
「全力」で掴んだ信頼がプロとしての自信と誇りを育てる
1989年12月5日生まれ(36歳) 千葉県出身 東京都在住
慶應義塾大学商学部商学科 卒業 2010年合格

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キャリアサマリー
公認会計士論文式試験合格
有限責任あずさ監査法人入所。金融事業部に配属、監査業務に従事
株式会社クリフィックスFAS入社。財務DD、PMI支援、再生支援、企業価値評価、無形資産評価等に従事
2012年2月に、有限責任あずさ監査法人に入所し、金融事業部に配属されました。当時は、就職氷河期で、同期たちは皆ハングリー精神に溢れて見えました。私も負けじと、目の前に現れた仕事はとにかく積極的に挑戦しました。監査法人でシニアに昇進したころから、上場企業グループだけでなく、FinTech領域のスタートアップ企業の監査など、様々なチャンスに恵まれました。
恵まれた環境ではあったのですが、シニア2年目の終わりが見える頃には、よりチャレンジングな環境に身を置きたいという思いが芽生えました。大手監査法人の看板だけでなく、自分自身の力で選ばれる専門家への道を探したい思いが強くなってきたのです。
2017年、縁あって現職のクリフィックスFASに入社しました。FAS業務は未経験でした。M&Aや再生について、本当に一から学びました。幸い、参画できるプロジェクトが多く、とにかく何でも手を挙げてやらせてもらいました。徐々にチームに貢献できている感覚と、クライアントからの信頼を感じる機会も増え、専門家としての手ごたえというやつが多少見えてきました。
自分たちのサービスのクオリティをどう高めていけるのか、そのためにどのようにチーム力をあげていけるかを、日々考えながら業務に向き合っています。自身の成長がチームの成長となり、チームメンバーの成長がさらにチームの成長を加速させることで、さらに大きなチャレンジができることを楽しみにしています。
02
監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
監査法人の金融事業部では、大手金融機関グループの子会社チームに配属されました。メンバーは8人程度と、金融事業部の中では比較的小規模でしたが、とても機動的な運営がされていました。1年目の後半には、グループ会社2社の初年度監査をほぼ一人で担当するなど、高密度な時間を過ごすことができました。この経験を通じて、監査の大枠をつかむことができた感触があり、2年目には本体の連結監査など、ステップアップした役割もこなせるようになっていました。
シニア昇格後には、大手上場企業の担当だけでなく、Fintechスタートアップ企業等の担当などをバランスよく経験させてもらいました。金融機関向けの会計アドバイザリー業務に関与する機会もありました。おそらく、飽きやすい性格の自分に、上司が工夫してくれたのではないかと、今頃になって感謝しています。
いろいろな機会を頂きながらも、シニア2年目の後半あたりから、より大きな刺激を求める自分に気が付きました。監査法人内で学べることがたくさんあるのは承知で、一度外に出て新しい環境に身をおくことで、自身の成長をより加速できるのではないかと考えたのです。
自分の場合、転職活動は、FASとかM&Aといった、特定の分野を意識して始めたわけではありませんでした。とにかく、会計士として修行できる場所を求めていました。必然的に、候補先は大規模ではないファームが中心となりました。そこで惹かれたのが現職のクリフィックスFASです。代表である近藤の話を聞いているうちに、会計プロフェッショナルとして実力をつけるのに、M&A・再生のフィールドは、最高の場所にちがいないと直感しました。

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今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
クリフィックスFASは、FAS領域に特化した会計ファームとして、M&A・再生に関する会計・財務アドバイザリー業務に取り組んでいます。
クリフィックスFASの業務領域は、①トランザクションアドバイザリー(ストラクチャリング、財務DD、モデリング等)、②バリュエーション(株価算定、PPA等)、③リストラクチャリング(再生支援等)です。業務別の縦割組織ではなく、案件ごとにクライアントのニーズに応えたプロジェクトチームが編成されます。クライアントは、上場企業やPEファンドが多く、当然に買収後の開示、監査上の論点を視野にいれた支援が求められており、監査法人での監査経験を生かすことができる業務でもあります。
クリフィックスFASの特徴は、「クライアント・ファースト」への思いの強さです。士業・コンサル業が標榜する典型フレーズの一つではあるのですが、私たちはこれを社名として掲げ(クリフィックス=ClifixはClient Firstの頭文字から構成されています)、徹することにコミットしています。
また、私たちのValueは、プロフェッショナルとして誠実に、常に最善の結果を求めること。そのために日々専門性を追求し、チームワークで成果を最大化することです。プロフェッショナルファームでは当然のことかもしれませんが、日々の実践のなかで続けることが私たちの特徴であり、強みでもあると信じています。
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あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
自分の強みをあえて一言で言えば、コミュニケーション能力かもしれません。自分は、いつも、相手の立場やバックグラウンド、専門分野、あるいは感情の機微などを察知しながら円滑なコミュニケーションを図ることにつとめています。
M&A分野の業務では、買収する会社も、買収対象となる会社も常に異なり、業種、地域、オーナーの世代、担当者の専門性など、事案ごとに異なります。また、会計・財務が専門分野ではない方々(経営陣含む)と対話する機会も、監査業務よりも圧倒的に多いといえます。そのような方々とうっかり「会計士モード」で話してしまうと、全く理解されないこともあります。さらに、ご担当者のなかには、必ずしも協力的でない方もおられます。このような局面でも、相手方の立場の理解を前提に、対話の進め方に気を付けることで、円滑なコミュニケーションを促す役割を担えることは、チームの中で役立てているのではないかとひそかに自負しています。

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仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
転職の動機として「感謝される仕事がしたい」という言葉をよく耳にします。 私自身も、取り組んだ仕事の結果として感謝の気持ちを伝えていただいたときには、嬉しいと同時に、仕事のやりがいを実感します。おそらく、一般的な監査業務よりもアドバイザリー業務の方がこうした場面に接する機会は多いのではないかと思います。しかし、自分は「クライアントから感謝されたい」を超えて、なんとか「信頼を勝ち得たい」と思っています。
クリフィックスFASに入社して2年目の頃、進行中の案件のクライアントの責任者から、深夜に電話を頂きました。直接的な用件が済んだ後、その責任者は「・・・ぶっちゃけ、この案件どう思いますか。」と切り込んでこられました。その案件での自分の役割は、財務デューデリジェンスを通じて客観的な事実をベースに助言を差し上げることであり、案件の是非を意見する立場ではありません。しかし、頂いた質問は、単なる一案件の担当者とクライアントの関係を超えて、プロフェッショナルとして信頼を寄せていただいているのだと感じました。それ以来、その責任者の方からは、案件に限らず、何かあれば自分に相談を頂ける関係になりました。
案件にいつも「全力で取り組むこと」が、このような嬉しい瞬間につながるものだと信じています。感謝の言葉を超えた信頼感を寄せていただけたと感じる経験が、プロフェッショナルの大きな喜びであり、モチベーションの源泉なのではないでしょうか。
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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
自分は、キャリアパスについては合格後からずっと真剣に悩み続けていました。 監査法人入所後もそうでしたが、転職直後もしばらくは自信を持って自分のスキルと言えるものがなく、将来がとにかく不安でした。
転職した身近な先輩や同僚が外資系投資銀行で年収が倍増したとか、スタートアップ企業の仕事で活躍しているとかいう話を耳にするたびに、漠然とした焦燥感を覚えていました。転職を決意した経緯は前述のとおりなのですが、会計士として自分に何ができ、何をしたいのかがまったくもって不明確でした。
しかし、監査法人のネクストキャリアとして、FAS領域に絞りじっくり修行したことで、徐々にクライアントからの信頼を実感し、自分のスキルにもある程度自信がもてるようになりました。 同時に、将来のキャリアについて悩むことも減ってきたように思います。いつの間にか、隣の芝が青く見えることもなくなっていました。今は、チームとともにどう成長できるか、どうしたらもっと仲間を増やせるのかというポジティブな課題が関心の中心です。
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人生の目的と公認会計士という資格
人生の目的というか、一人の人間としてハッピーに過ごすための条件は、知的好奇心を持ち続けることと、様々な人と関係性を築いていくことと思っています。
公認会計士である以上、会計・財務の専門家として研鑽を一生続けていかないといけないというのは言うまでもありませんが、そのベースは知的好奇心だと思います。既存の知識や経験で食い扶持をつなぐのではなく、常に新しい知見を求めていきたい。そして、仕事に限らず、自分にとって世の中はどこまでも知らないことばかりですから、あらゆる方面にアンテナを立てておきたいと思っています。自分の軸としての専門分野があるからこそ、他の分野への興味の一つ一つが、自分の中でなんとなく体系化された知識に繋がっていく気がしています。
そして、そのような知見をきっかけに、様々な人と出会い、関係性を築いていくことが人生の醍醐味と思います。人との出会いは、新たな知見に触れるきっかけとなり、さらに未知の分野への好奇心を掻き立ててくれます。
会計士は、本当に様々な人がいらっしゃって、その多様性も魅力の一つと思います。 これまで出会った人たちの中には、会計士とは一見縁遠い経歴を持つ人もいます(「会計士の履歴書」が盛り上がる所以でもあるのでしょう)。しかし、そのような人たちともフラットに付き合うことができ、互いに学び合える関係性を築くことができます。公認会計士のコミュニティは、単なる「ダイバーシティ」という言葉では表現しきれないほどの奥深さを持っていると感じています。
もちろん、会計士以外の方と初めて出会うときにも、公認会計士という資格はわかりやすい自己紹介ツールです。初めてでも一定の信頼感を持って接してもらうことができるので、社外の方々とも関係性を築けているのは、この資格のおかげと思っています。

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これから成し遂げたい事、将来の夢
クライアントはもちろん、関係者の方々から期待され続けるチームを築いていきたいと考えています。 そのために、まずはチームの一人ひとりの成長の加速を支援し、仲間も増やしながら、よりプレゼンスを発揮できるチームへの成長に貢献することが目下の目標です。より多くのクライアントにとって、M&A等を検討する際のアドバイザーとして必ず名前の挙がるファームでありたいです。また、クリフィックスFASにいるメンバーだけでなく卒業生も「この人はクリフィックスFASにいる(いた)のだから素晴らしい人材」と評価されるような、卓越した会計人材を輩出するファームとしてのブランドも高めていきたいです。
現在でも、会計業界やM&A業界において当社を推薦してくれる方が増えてきていると実感しています。今後も、日々の仕事に全力で向き合い、クライアントをはじめとするすべての関係者に信頼されるファームを目指し、「FASと言ったらまずクリフィックス」と認識されるような存在を目指しています。
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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
何を目指すにしても、目の前の仕事に「全力で取り組むこと」が、成長の第一歩と思っています。
近年、採用担当として若手の会計士とお話するなかで、どことなく感じるのは、キャリアチェンジすることで何かのゴールに直ちに接近できるのではないかと、どこか結果を焦りすぎている方が少なくないことです。
自分自身、キャリアに関しては長く悩んできました。しかし、結局キャリアアップに近道はなく、とにかく目の前の課題に「全力で取り組むこと」ではないかと思います。その「全力経験」は、おそらく新しいキャリアを模索するとき、新しいキャリアに挑戦するときに、ご自身の原動力になるのではないでしょうか。
まずは、身近な方とのコミュニケーションを大切にしながら、チームに貢献できるように何事も「全力で」取り組みましょう。チームに貢献し、チームの信頼を得られると、仕事がより楽しくなります。そして、仕事を楽しむことができる会計士は、きっとどこにいってもうまくいくはずです!


