
メドピア株式会社
経営管理部 執行役員 経営管理部長
平林 利夫
ひらばやし としお
当事者意識を持ち「内部の人間」として一つの企業の成長にフルコミットする
1981年2月22日生まれ(45歳) 東京都出身 神奈川県在住
東京経済大学 経営学部 卒業 2002年合格

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キャリアサマリー
大学4年次に公認会計士2次試験合格、監査法人トーマツ東京事務所にて非常勤勤務開始。
大学卒業後、監査法人トーマツ東京事務所 国内監査班に入所。 製造業、ベンチャーキャピタル、総合商社など幅広い企業の会計監査に従事。
株式会社エニグモ入社。 会計の専門家としてではなく、コーポレート部門の経営者となるために必要な幅広い経験を得るために転職。 経理などの会計領域に限らず、経営管理システムや人事制度をイチから構築するとともにVCからの資金調達を推進。
グローウィン・パートナーズ株式会社入社。 これまでの経験で不足しているファイナンス領域の経験を得るために転職。 M&Aストラクチャーの構築、財務DD及び上場企業のTOB案件などの株式価値算定業務に従事。
メドピア株式会社入社。 これまでの経験が活かせる成長企業のコーポレート部門責任者としてIPO前の成長企業に転職。 IPOプロジェクトをリードし、2014年にマザーズ上場を果たすとともに、2018年に執行役員に就任。 現在は、執行役員経営管理部長としてグループ全体の経営管理業務に従事。
02
監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
高校生まで真面目な野球少年だった私は、高校野球引退後、次にのめりこめるものを探していました。それまで体力勝負をしてきた反動で、次は頭を使ったことをやってみようと思い立ち、資格試験について調べ出しました。その中で、会計士という職業を見つけ、大学時代から勉強を始めました。運よく大学4年生の時に合格することができ、何も迷わずに監査法人の門を叩きました。
なぜか私が関与したクライアントは、他法人に契約が移管されることがきまっていたり、既存メンバーの多くが抜けた直後だったりと、「普通」ではないことが多かったのですが、そのおかげで他の人より多くのことを経験させてもらいました。
3次試験が終わり「公認会計士」となった後、ふと、今後のキャリアについて考えたタイミングでエニグモへの転職の話があがり、即決しました。監査法人にいた時の私は、将来はASBJ(企業会計基準委員会)に出向して基準を作る側に行きたいとも思っていましたので、同期の人は私が監査法人を離れるとは想像もしていなかったと思いますが、目の前に「チャンス」が来たと感じた自分の勘を信じて飛び込みました。
当時の株式会社エニグモは、大きな資金調達を行ったばかりで、まさに経営管理や人事制度をイチから構築するタイミングでした。そのような環境の中で、監査法人時代に培った「あるべき姿」と「現実」を比較しながら日々格闘していました。特に、「常に一つの会社のことを一人称で考え続ける」という監査法人時代にはなかった環境に面白さとやりがいを感じるとともに、責任を感じたことを覚えています。
その後、30歳という節目を前にM&Aやファイナンスを経験したいと感じていた私は、まさにこれからIPOに向けたアクセルを踏もうとしていたエニグモを卒業しました。
次に入社したグローウィン・パートナーズ株式会社では、M&Aの財務DDやバリュエーションを中心とした業務に従事していました。年間で数十件の案件に何らかの形で関与することで、質的に量的にも大きな経験をさせていただきました。例えば、某上場企業のTOB案件に従事した際には、自分が行った株式価値算定結果をもとに会社が意思決定を行うなど、その責任の大きさを感じながらも、強いやりがいを感じていました。
M&A等を通じて企業の成長をサポートできているという充実感を感じる一方、どこかで「外部の専門家」ではなく、「内部の人間」として一つの企業の成長にフルコミットしたいという想いが強くなっているときに、メドピア株式会社との縁に巡り合いました。当時、次に事業会社に転職するのであれば、社会的に意義が強い医療関連が良いなと漠然と思っていたことと、IPOに向けたアクセルを今まさに踏もうとしているステージであったこともあり、強い「運命」のようなものを感じ入社しました。

03
今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
前職で働いているときから、「いつかは事業会社に!」という想いを持っていました。また、漠然と「ヘルスケア領域」に興味をもっていました。これは、コーポレートとして事業をサポートしていく以上、その会社の事業を自分が本当に好きであり、その事業の成長が家族に対して誇れるものかどうかを基準に考えていたからだと思います。
現在は、メドピア株式会社で執行役員として経営管理全般を管掌しています。
当社は上場しておりますので、すでに一定の内部管理体制は構築できていますが、これからの更なる事業成長や組織の急拡大に備えたシステムの導入や業務フローの改善に取り組んでいます。
特に、これまでの少ない人数で少数の事業を展開していたステージから大きく変化しようとしている中、事業の状態に応じて変化していく組織マネジメント手法を適切に変えていくことが重要だと考えています。
このミッションを達成することができれば、当社がさらに成長し、50年、100年と永続する企業へと進化できるとともに、事業成長を通じて超高齢社会という社会的課題や、個々人の健康課題の解決に少しでも寄与することができ、メドピアがない社会よりも、メドピアがある社会がより豊かになると感じています。
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あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
私の強みは「会計士としての専門知識」×「コーポレート部門の実務力」×「ファイナンス領域の経験」だと考えています。
これらの経験があるからこそ、「理想的な姿」と「現在置かれている状況」を見極め、より良い選択肢を導き出すことができるのだと感じています。それに加えて、最近、今まで以上に「会社」にとって最良な選択肢は何か?を考えられるようになってきたのではないかと思います。これは、事業会社のコーポレート部門を担っている期間が長くなる中で、自らが意思決定を行うだけではなく、その意思決定の結果、数年後に出てくる新たな課題に直面することで、その時の意思決定について振り返ることができているからかもしれません。そのような経験を積み重ねてきた結果、短期的な結果のみならず、より長期的な視点で物事を見ることができるようになってきたと感じています。

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仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
色々な場面で日々、心が動いています。
特に、様々な職種の優秀な人と一緒に仕事をしていて、自分にはない視点に触れ、新たな発見をしたときは非常に新鮮に感じます。
監査法人内で同じ「会計士」の中での仕事も魅力的ではありましたが、監査法人から離れて一番大きかったのは、この新たな発見を数多く経験できていることかもしれません。
一方で、心が動くということとは違うかもしれませんが、責任のある立場にいる以上、日々の判断が正しくできていたのか?もっと早く、よい判断はできなかったのか?と感じることはあります。特に、コーポレート部門としてブレーキを踏まなければならない意思決定をする場面はいつも以上に慎重になっていると思います。
そういう場面に出会うたびに、もっと成長しなければと強く感じていますし、そういう機会に備えて、少しでも自分の視座を高められるよう、社外の人と会う機会を作っています。
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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
「公認会計士」として仕事をしていた期間が短いからかもしれませんが、監査法人時代に「公認会計士という仕事」について悩んだことはあまりありません。監査法人での仕事にもやりがいを感じていましたし、新しい基準への対応など、自分の知的好奇心を掻き立てられる場面が数多くあったからだと思います。
そのため、「公認会計士という仕事」について深く悩み、乗り越えた経験が私にはありません。
ただ、常に、目の前の業務について常に全力で取り組み、期待を超える+αを提供することを念頭に置いていたことは覚えています。
そういう姿勢で取り組んでいたことが、結果として色々な方から信頼を得て、さらに面白い業務にアサインしていただいたきっかけになっていたのだと感じています。
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人生の目的と公認会計士という資格
私の人生の目的は、格好つけて言えば、自分がいることで誰かの人生がより豊かになっていることです。誰かの夢や想いを実現できる事業自体を大きく成長させたり、そういう事業を行いたいというメンバーをサポートすることができれば、私の人生自体が豊かになると信じています。
公認会計士という資格自体は、それを保持しているだけではその目的を果たすことはできません。一方で、公認会計士になるために、または公認会計士としての仕事を進める中で得た経験や知識をうまく使えば、可能性が大きく広がるものです。特に、20代前半のなんの社会人経験もない人でも、多くの企業に赴き、その会社の社員ですら見ることができない様々な情報に触れることができます。守秘義務を守ることは当然ですが、自分なりにその数値や事柄の意味や今後どうなるか?どうすべきか?を考え、感じることができれば社会人として大きく成長できる礎を築くことができるのではないでしょうか。

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これから成し遂げたい事、将来の夢
当社の事業をさらに成長させる。当社を100年後、そのさらに先も続く組織にする。
会社にも寿命があり、多くの企業の寿命は実は短い。しかし、自分がフルコミットするメドピアという組織がその壁を越えて、健全に永続する組織となる礎を築けたとしたらそれは幸せなことだと考えています。
そのためにも、まずは今の成長スピードをさらに上げるとともに、拡大していく事業のすべてを迅速かつ的確に把握できるマネジメントシステムの構築が必要です。
これまでの経験を活かすことはもちろんですが、それらに固執せず、常に自分自身も変化・成長していくことで、日本を代表する企業を作っていきたいと思います。

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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
私もまだまだですが、あえて言うなら『まずは目の前のコトに全力を注ぎ続ける』ということでしょうか。
何事においても、目の前にある仕事に全力を注げない人が将来の何かで成果を上げられる訳はありません。また、今のあなたの姿は必ず誰かが見ていますし、今の姿勢が将来の自分をつくりあげていきます。
また、私は「当たり前のことを当たり前にやり続けられる人」というのは実は少ないと感じています。例えば、会計士試験に合格したいのであれば、勉強時間を確保するのは当然です。ただ、現実にはそれができずにいる人は多くいます。それと同様、「こうありたい」という姿があったとしても、それに向かって真っ直ぐ進める人は多くはないのです。
そのため、私は自分自身が進みたい方向があるのであれば、それを実現させたいのであれば当然すべきことを「当たり前」に取り組み続けられれば、大抵のことは実現すると思っています。
とはいっても、遠いゴールを目指して一歩ずつ進むのは非常に苦しいものだと思います。そこで、例えば「毎日30分○○をやる」とか小さな目標やゴールを設定するなど、長い道のりも一歩ずつ着実に進んでいける自分なりの仕掛けを見つけてみてください。


