
株式会社コロプラ
取締役CFO
原井 義昭
はらい よしあき
多くの人を喜ばせ、自分自身も楽しんで生きる。好奇心と柔軟な発想で挑戦する上場企業のCFO
1988年9月28日生まれ(38歳) 東京都出身 東京都在住
早稲田大学 政治経済学部 経済学科 卒業 2009年合格

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キャリアサマリー
公認会計士試験合格
有限責任監査法人トーマツ非常勤スタッフ
早稲田大学卒業 有限責任監査法人トーマツ入所 トータルサービス一部にてベンチャー・中堅企業の株式公開支援業務、上場企業の会計監査業務に従事
株式会社コロプラ入社
当社取締役CFO就任(現任)
大学進学時に景気や時代背景などによって人生が左右されることに疑問を感じ、自ら人生を切り開きたいと思い会計士を目指す。大学で経済を専攻しながら専門学校に通い、大学3年時に公認会計士試験に合格。
非常勤スタッフを経て、2011年に有限責任監査法人トーマツに入所し、ベンチャー・中堅企業の株式公開支援業務、上場企業の会計監査業務に従事。
約4年間の監査法人勤務を経て、2015年に東証一部上場企業の株式会社コロプラに入社。
現在取締役CFOとして経営企画・広報・IR・経理財務部門を管掌。
02
監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
最初のキャリアのきっかけは大学3年時に参加した有限責任監査法人トーマツの会社説明会でした。
会計士試験の勉強を通して、会計よりも事業経営そのものに興味を強く感じていました。そのため「まず2年間監査法人で実務経験を積んで早く公認会計士登録をしよう。その後、転職し経営に携わる仕事をしよう」と考え、できるだけ早く成長できる環境を探していました。
トーマツの説明会でパートナーのお話を伺い、「仕事はハードだが、上場という大きな目標を達成したクライアントから“ありがとう!”と感謝される」「クライアントと密に接することができ、早く企業全体を俯瞰できる」トータルサービス一部(※ベンチャー・中堅企業を主なクライアントとし、株式公開支援業務と監査を行う部署)の存在を知りました。活き活きと部署の魅力を語るパートナーの方の姿を見て、「大変そうだけど、成長できそう。なにより、楽しく働いている人が多そうだ!」とトーマツのトータルサービス一部で働くことを決意しました。
実際に働きはじめると想像した通りでした。トータルサービス一部は監査を通じてクライアントへ付加価値を提供しようという気概をもった、魅力的な人で溢れていていました。監査を通じ発見した課題と改善提案を「マネジメントレター」とよばれる成果物にまとめ、経営陣に報告する機会が1年目からありました。日々の監査業務は決して派手ではない地味な作業でしたが、「マネジメントレター」に自分が貢献したいという意識から、常に会社の課題に関して仮説を立てて考えるようにしていました。今考えると恥ずかしくなるような未熟な部分もたくさんありましたが、どうにか自分の付加価値をつけられないかとあがいていた経験が今のキャリアにも活きているように思います。

03
今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
上場まで携われたクライアントができるなど大変恵まれた環境でしたが、私の場合は結婚と育児が転機となりました。家族が増えたことで改めて自分のキャリアを見つめなおし、第三者としてではなく我が事感をもって事業や経営に携わる仕事がしたいと考え、ご縁を頂いた会社の中で最も魅力的だったコロプラへの転職を決意しました。
転職後はM&Aやグループガバナンスの構築等に従事し、現在はCFOとして経営に携わり、経営企画・広報・IR・経理財務部門を管掌しています。社内外の方々とコミュニケーションを積極的に取り、協力しながら会社をより良くすることに挑戦しています。
事業会社に転職してからの業務は経験のないことばかりでした。ゼロから学び、教えを請い、周囲の方々に協力してもらいながら、一つひとつ課題を解決してきました。
人々が同じ目的に向かって結束したときのパワー、インパクトは想像以上に力強く、その中で事業に携われるのが事業会社の醍醐味だなと感じます。そのパワー、インパクトを大きくしていくことで、ユーザー様・社員・取引先・株主などより多くの人を喜ばせることができるよう精進していきたいと思っています。
04
あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
私の強みは好奇心を持って学び、柔軟な発想で考え、成果が出せることだと考えます。
監査法人時代はスペシャリストとして、過去の事例や既存のルールなど業界全体の経験知をベースに物事を深掘りし、提案していくことが多かったように思います。一方、現在の仕事ではゼネラリストとして幅広く新しい知識を絶えず学び、その上で柔軟に発想し挑戦することが多くなっています。そのような状況を楽しみながら仕事ができているのは私自身の強みだと考えます。
例えば、当社でCSR活動の一環としてクリエイター奨学金を運営する公益財団を支援しているのですが、当初は知識も経験も他社の前例も全くない状態でした。人によっては前例がないことに「しんどい」とストレスを感じる場面だと思いますが、私は「しんどい < 面白い」と感じていました。専門家の方々の話を聞いて学び、出てきた課題に対して真摯に向き合い、一見難しく思えても「こうすればどうだろうか?」と柔軟に粘り強く考えることで解決策を探り、周囲の方々を巻き込んでいきました。結果として独自性の高い公益財団の運営体制を支援することができました。

05
仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
私はチームで仕事をするのが好きなので、仕事仲間と困難な仕事の達成感を分かち合う瞬間が最高にうれしいです。
監査法人時代に期限がタイトでかつ難易度も高い、精神的にも体力的にも極限まで追い込まれるようなプロジェクトを経験しました。なんとかそのプロジェクトの目的を達成することができたのですが、一番強く心に残っている瞬間はゼロから信頼関係を築き上げたクライアントや仲間と喜びを分かち合えた瞬間です。
事業会社では例えばM&Aなど、成果が出るまで1~3年といった監査法人時代より長い時間軸で、かつ多くの人の協力を得ながら進める仕事が中心になります。じっくりと進めた仕事が実った際に、「あのとき頑張ってよかったね」と仕事仲間としみじみ振り返るのも大きな喜びの瞬間です。
06
公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
監査法人時代に公認会計士としての効率的な働き方、家庭と仕事の両立についてはかなり苦労しました。子どもが生まれたことでそれまでの自由な働き方が突然通用しなくなり、効率的な働き方をしようと試行錯誤しました。しかし、なかなかうまくいかず非常に歯がゆくもやもやした日々を過ごしたことをよく覚えています。
ただその悩んだことがきっかけで改めてキャリアを真剣に考え、我が事感をもって主体的に事業や経営に携わりたいという思いに至り転職の決意ができました。制約があることでいかに効率よく付加価値を出すかを真剣に考えるようになりましたし、社員の家族のことも考えて仕事ができるようになったので、悩んだ経験は決して無駄じゃなかったと思っています。
07
人生の目的と公認会計士という資格
私の人生のミッションは、できるだけ多くの人を喜ばせ、自分自身も楽しんで生きることです。限られた時間で、できるだけ多くの人に影響を与え、自らが後悔しない生き方をしたいと思っています。
人はなにかしらの「得意技」を持つことで、誰かを喜ばせることができるようになります。また、それによって自信が生まれ、自らの人生を主体的に楽しめると思います。公認会計士という資格は私にとって「得意技」の1つです。それがあることで「いざとなったら得意技を繰り出せるぞ」と挑戦のリスクテイクができていると思います。独身のころはあまり意識をしていなかったのですが、結婚して子どもが生まれてからリスクテイク効果を実感するようになりました。
また、資格を名乗ることで信頼を得やすいなどの恩恵があり、恩恵がある分「下手なことをして迷惑をかけてはいけない」と感じます。そのことが、倫理観をもって誠実に仕事をすること、知識と技能の修得に努めることにつながっていると感じます。
現在の得意技に甘んじず新しい技を身に付け、得意技コンボでもっともっと多くの人を喜ばせることができる人間に成長していきたいと考えています。

08
これから成し遂げたい事、将来の夢
CFOとして、コロプラをもっとたくさんの人たちに愛される憧れの会社にしていきたいです。コロプラは「Entertainment in Real Life ~エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく~」をミッションとして掲げています。コロプラのミッションに全力でコミットしていくことで「多くの人を喜ばせ、自分自身も楽しんで生きる」という自分のミッションも実現できると考えています。

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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
「会計士の履歴書」を読んでいろんな人のキャリアに触れましょう(笑)。私が会計士試験に合格したときは監査法人以外に勤める会計士も少なく、このようなメディアもなかったため、多様なキャリアを歩んでいる会計士の情報を得ることがなかなかできませんでした。ロールモデルとなりうる会計士の情報に手軽に触れられることは、本当に幸せなことだと心から思います。他人のキャリアを通して改めて自分を見つめなおすことをお勧めします。ただし、キャリアは人それぞれなので、最後は自分の直観を信じて、後悔しない道に進んでください。キャリアに手軽な近道はありません。私の場合は懸命にあがいていたら、「あいつをチームにアサインしてみよう」「彼にこの仕事をやってもらおう」「彼に声をかけてみよう」と必ず誰かがチャンスをくれました。
自分を信じて懸命にあがいていれば、必ずチャンスが訪れて道が開けると私は信じています。ぜひ、あがいてチャンスを掴み取ってください!


