
ヘイ株式会社
経営管理 マネージャー
後藤 祐貴
ごとう ゆうき
社内唯一の会計専門家としてバリューを発揮し続けIPO実現に向けて走り抜ける
1987年11月11日生まれ(38歳) 大阪府出身 東京都在住
神戸大学 工学部 卒業

01
キャリアサマリー
新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)入所
同監査法人 第5事業部転籍
ヘイ株式会社 入社
中高時代は特にやりたい事も見つからず、何となく理系を選択し大学にも学部にも深い思いが無かったため、浪人も大学の中退も経験しました。ただここで足踏みした事により、かつての同級生よりもきちんと成果を出したいという思いが強くなり、また将来会社に依存することなく個の力を高めて生きていくことができる専門性が欲しいと思うようになりました。大学生協で行われていた専門学校の説明会で公認会計士という資格を知り、専門性の高さと活躍領域の広さに惹かれ勉強を開始しました。
公認会計士論文式試験合格後、新日本有限責任監査法人に入所。1~2年目はスタッフとして40社程の上場企業の会計監査に従事し、業種も製造業からIT関連と幅広く関わることができました。
私が入社した年に大幅な組織再編があった関係で2年目の終わりから第5事業部に転籍、主に不動産関連の会社へのアサインが中心になりました。業種が限られたとはいえ、所謂住宅メーカーからREITまで広く業界を網羅していたため、国内監査事業部にいながら以前は金融部が行っていた業界にも関与することができ貴重な経験が積めました。またこのタイミングで研修講師等の業務にも従事し、講師業というかつて経験のない業務に試行錯誤する日々を過ごしました。
3年目の途中から会社法監査の主査に従事。初めて現場をマネジメントするという立場に置かれ、スタッフの時と異なる責任感を持ちながら業務に邁進しておりました。
4年目修了考査合格のタイミングで退職を決意。現在のヘイ株式会社に経営管理マネージャーとして転職しました。
02
監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
会計監査は会計士の独占業務であり他では経験できることではないと考え、またその監査のクオリティが高いと言われていたことから新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)への入所を決めました。1~2年目は多種多様な業種の会社へ往査の機会に恵まれ、また所属チームも小規模なものが多かったので幅広い勘定科目に低い年次の時から関わることができました。
J2までの年次で一番楽しく、そして大変でもあったのは棚卸立会です。棚卸立会の機会は限られておりかつ監査チームのリソースも限定的であるので、1年目から初めての場所に一人で出向き、監査手続を行う必要がありました。また棚卸立会後、監査法人からの講評も行う必要があり、いかに会社のためになる指摘事項を限られた時間で見つけ指摘できるかについては非常に苦労した覚えがあります。会社の方から見れば1年目の新人であっても立派な専門家であり、その自覚を持ってプロとして行動する必要があるということを学ぶことができ、とても貴重な経験でした。
J3以降は事業部が変わったことで不動産関連の事業会社を担当することが多くなりました。ここで1年ほど会社法監査のインチャージを担当したのですが、果たして今自分が会社に対して行っている指摘事項を仮に自分が受けたとして適切に改善することができるのだろうかと思うようになりました。自分でできないことを人に言っても説得力がないし、会計の専門家として生きていくのであれば財務諸表作成する経験はどこかで必要ではないかと思うようになりました。また、専門家は専門家集団の中で生きるのではなく、専門家が必要なのにいないところに行って初めて価値があると考え、修了考査合格のタイミングで監査法人に辞意を伝えました。

03
今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
ヘイ株式会社では経営管理部マネージャーとして働いております。主に日々の仕訳記帳のレビューや月次決算の取りまとめ、取締役会報告書の作成を行っており、監査法人内ではできなかった数字を作るプロセスに直接関われています。ヘイ自体はまだまだ2年目の社歴の浅い会社ですが、キャッシュレス決済サービス事業を行う子会社のコイニーと、ストアーズは社歴の長い会社であり、経理担当社がそれぞれしっかり業務も回していたこともあって業務オペレーションに関して学ぶことがとても多いです。とはいえまだまだ課題も沢山あるので、社内に1人しかいない専門家という立ち位置を活かしてバリューを発揮できているかなと思います。
今後のキャリアパスですが、まずは弊社をちゃんとIPOに導きたいなと。会社として株主にEXITすることをコミットしていると思うので、まずはそれを実現したいです。その中で経営管理部として最適解は何かを常に考え、効率の面でも効果の面でも最大化を図っていきたいと思っています。
04
あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
私はもともとお金やスケジュールを管理するのが好きで、得意でもありました。学生のころも最大9人もの家庭教師を行っていたのですが、Googleカレンダーもない時代でしたがきちんと回せていました(笑)
そういう意味ではコーポレートという会社を管理する立ち位置は非常に向いているのかなと思います。今はコーポレートでも経理サイドなのでどうしても会計寄りの話になりますが、会計ソフト内で使われている勘定科目や補助科目も管理能力が問われるものの一つだと思います。会社が3社あるのでそれぞれの勘定科目の整合性をいかにとるかを考えたり、いかに精算表で3社をまとめるかを検討したりしている時、自分の強みが活きているなと感じます。

05
仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
コーポレートはその立ち位置のせいもありますが、会社のプロダクトに接する機会も少ないので仕事中にめちゃめちゃ心動かされた!的な経験はないです。ですが、月次で行われているレビュー会やオフサイト等のイベントで会社のブランドやプロダクトについて社長自らの思いを話してくださる機会がわりと頻繁にあり、そういう話を聞いたあとにたまたま入ったお店にコイニーの決済端末が置いてあると心弾みますね。自社のプロダクトをエンドユーザーとして利用する経験は監査法人ではなかなかできなかったので、貴重な経験だなと思います。
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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
公認会計士というと世間の目は会計のことはどんな詳細なことまで知っており、なんなら税務もかなり詳しいという印象をもっているなと感じることが多いです。実際に会計も税務も幅広くご質問頂くことが多いですが、監査業務だけに従事しているだけでは実務ベースのご質問には的確に答えられず、世間の期待とのギャップに悩んだことはあります。これは専門家である以上自分のレベルを少しでも上げていくしかないと思うので、ご質問を頂いた際はその周辺論点を含め適宜勉強し直したり、その分野に詳しい友人に質問したりしています。初めから知っていることが勿論一番いいのですが、そうでないならば日々の地道な努力しかこのような解決法はないかなと思いますね。
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人生の目的と公認会計士という資格
正直現時点で人生の目的は決まっていません。日々平和に幸せに生きたいってくらいです(笑)
今のところ今後も幸せに生きられる気がしていて、何でかなと考えた時に自分に自信が持てたことは結構大きいんじゃないかと思います。振り返って考えてみると、公認会計士の資格を取ることは結構大変だったなと思っていて。資格がどうこうというより公認会計士になると決めて、その目標のために朝から晩までかなりの長期間勉強するという経験ってまともな感覚じゃ普通できないなと。「今なんて資格とったからって安泰じゃないよ」とか、「昔ほど年収も良くないよ」とかネガティブな情報も沢山聞いて、でもそれでもやり切ったっていうのは自分結構頑張ったなと思えたんですよね。働き始めてからも大変なことはありましたが、受験生時代のことを思い出すとあんまり大したことないなと。何事もポジティブに考えられるようになったので、資格というより資格を取得した経験が自分の心の支えになっているなと思います。

08
これから成し遂げたい事、将来の夢
直近でいうと先程も申し上げましたが、まずは弊社をIPOに導くことですね。佐藤(ヘイ株式会社 代表取締役社長)もそのために私をジョインさせてくれたと思いますので、その思いにはきちんと応えたいです。長期のビジョンでいうと、いい起業家と出会った時に、その参謀として活躍できる存在になりたいなと思っています。世の中を変えたい、より良くしたいという思いが地に埋もれないようにちゃんと具現化できる力をつけたいですし、会計士という専門性が高い資格を持つ意味はそこにあるんじゃないかなと。そのためにも自分が成長できる可能性を潰さず、いろんなアンテナを張って日々成長できる環境で常に戦っていたいです。

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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
私自身まだまだキャリアの途中であり、ネクストステップに関してどうしようかまだ結論を出せている人間ではないので偉そうなことは言えないのですが、迷ったらまず外の話を聞いてみるのはお勧めです。監査法人に所属している人でキャリアに悩んでいる人の多くは就活サイトに登録して終わっている人が多いですが、監査法人外で働いている会計士と会ってみて話を聞いてみないと何も始まらないと思います。現在は会計士の履歴書をはじめ、会計士にフォーカスしたエージェント、交流会、イベント等も沢山実施されているので、是非どんどん足を運んで情報収集して欲しいと思います。その結果監査法人で上を目指すという結論を出したとしてもそれは素晴らしい決断ですし、同じ結論だったとしても決断の意味合いも違ってくるのではないかと思います。


