
税理士法人チェスター
代表
福留 正明
ふくとめ まさあき
相続で業界圧倒的No1の組織を目指す
1981年4月16日生まれ(45歳) 奈良県出身 東京都在住
神戸大学 卒業 2004年合格

01
キャリアサマリー
監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ) 入社
辻・本郷税理士法人 入社
税理士法人チェスター 創業
【合格年次】2004年
「父の会社を継いで大きくする」、これが小学校の卒業文集に書いた将来の夢。
大学生になってもその夢は続いていて、将来的に父の会社を経営するための強みになると考えて、公認会計士を目指す。そんな中、父が病により他界。当時、大学2年生で試験勉強中。
将来の進路について悩んだが、奨学金をもらい大学に通いながら、会計士の勉強を続けることにした。
父の会社は従業員数名程度の小さな会社だったが、色々あり、最終的には親戚に譲渡することになり、この時点で私が後を継ぐという夢は絶たれた。
経済的余裕もなく、会計士になること自体にそこまで執着がなかったので、1度チャレンジして無理ならきっぱり諦めるつもりだったが、一度の試験で合格。
監査法人トーマツに入所後、同期入社で共同創業者である荒巻に出会う。
いくつもの共通点や偶然が重なり意気投合、入社早々に2人で起業しようと意思が固まる。
様々なビジネスを模索する中、これからの高齢化社会を見越し、相続専門の税理士法人チェスターを創業。
当時一般的ではなかった、インターネットでの集客をメインに事業をスタート。
その後、インターネット集客にとどまらずありとあらゆる集客にチャレンジ。
徐々に規模が拡大し、2023年11月現在グループ総勢336名、所属税理士68名を擁する組織に成長。
現在進行形で成長中だが、「相続といえばチェスター」と言ってもらえるように、業界で圧倒的No1を目指している。
02
監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
監査法人トーマツの国内監査部門で、一般的な財務諸表監査に従事。
監査法人での経験は2年ほどしかないので、今振り返ると大した業務は任せられていないと思うが、とはいえ新卒ではじめての社会経験だったので多くのことを学んだ。
仕事を効果的かつ効率的に行う術や、仕事を進めていく上での取引先やチームメンバーとの関係性構築の重要性。
2年目には、リクルーターを経験。
リクルーターを経験したことで、意識の高い同期と多く出会えたことも自分にとっては貴重な経験だった。
同期とはいえ、社会人経験のある方も多く、明らかに自分よりは仕事ができる人ばかり。
その一方で、反面教師となるような事例も。
・勉強熱心で仕事に一生懸命、知識も豊富だが、クライアントには嫌われ上司には評価されない人
・新人から見ても知識不足でいい加減、でもクライントや上司には気に入られている人
新人ながら思うところがいろいろあり、こういった環境には自分は向いていないと早々に判断。
もともと独立意識が強かったが、そうしたこともあり、実務経験として最低限求められる期間の2年で退職。

03
今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
相続税を専門とする税理士法人チェスターの経営に従事。
「相続といえばチェスター」と言われるような業界で圧倒的No1の組織をつくることを目標に日々奮闘。
相続税申告業務を行う税理士法人チェスターを中核に、グループで様々な事業を展開。
行政書士法人チェスターでは相続手続、株式会社チェスターでは不動産事業、株式会社チェスターライフパートナーや株式会社チェスターコンサルティングでは相続・事業承継対策、また相続登記などの司法書士業務や弁護士業務もグループで取り扱う。
現在は、対顧客の業務は行わず経営業務に専念。
・集客のためのマーケティング戦略
・よい人材確保のための人事戦略
・よりより職場環境や制度の整備や改善
・新規拠点の出店計画
・教育、研修制度の整備
・業務拡大のための提携戦略
・グループ間での業務連携戦略
など、様々な部署の人間といろいろな業務をこなしているが、現在の業務内容には公認会計士の知識は一切必要ない。
04
あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
私の強みは、「アイデアを出す発想力」と「行動力」。
組織を大きくしていくためにはどうしたらいいか、組織を良くしていくためにはどうしたらいいか。
こういったことを365日、常に考えている。そして何か思いついたら、スマホで自分宛にメール。
後日、事務所でじっくりと検討しアイデアを形にする作業を行っているが、その際、良い壁打ち相手になってくれるのが、共同代表の荒巻。
組織を「大きく」、「より良く」していくことが現在の私の仕事。
やるべき仕事は、誰も用意してくれない。
そんな状況の中で、目標達成のために、何をすればよいか、どう動くのが最も効率的かを自分で考えて自分で動いていかなくてはならない状況で、私の強みが活かされていると感じている。
ちなみに、アイデアを生み出すのは得意分野ではあるが、それでもそれ相応の努力はしている。
書籍などで知らない分野の知識の習得はもちろん、他社事例の研究も行っている。
経営学、人事制度、マーケティング、組織論、営業術など。
たとえば、WEBマーケティングの分野では、債務整理の法律事務所や美容整形の医療法人などの戦略を参考にしてきた。
組織が大きくなると、「変化」に対する反発が必ずあるが、ここは臆せずトップダウンで決断を行っている。
トップダウンと言っても、共同経営のため、同様の目線の人間が私以外にもう1名いるというのは大きく、間違った方向には行きづらいと考えている。

05
仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
「チェスターで働けて幸せです。」
社内のメンバーからこういったもらえると、単純に嬉しい。
「チェスターの方の仕事は素晴らしかったです。」
外部の取引先などからも、お褒めの言葉を度々頂くがそういった瞬間も嬉しい。
自社のサービスを自分の親友や家族に勧められるか、という問いに対しては、自信をもって「はい」と言える。
良いサービスをつくり、多くの方から喜んでもらえる、そうしたことが実感できる瞬間が私の財産。
毎月更新される組織図の職員数が増えていくことも、日々楽しみにしている。
2023年12月時点で、グループ総勢336名。
2008年6月に開業したときは2名だったのに、多くの仲間が増えていく、そのこと自体に喜びを感じる。
06
公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
私は、監査法人での勤務経験は2年しかない。
しかも、その2年間は、「公認会計士」と名乗れる前段階の研修生のような存在。
その後、退職し、税理士業から経営業と仕事内容が変わっており、公認会計士という仕事は実体験としては経験がない。
ただ、新人時代に感じたこととして、公認会計士の仕事(監査業務)は、一生懸命やればやるほど(顧客から)嫌がられる仕事ということ。
公認会計士の使命は、「国民経済の健全な発展に寄与すること」。
そうしたことから考えると、当然と言えば当然だが、これが新人にはどうも理解が難しかった。
私の場合、これを乗り越えられず、公認会計士の仕事は現在行っていない。
07
人生の目的と公認会計士という資格
私の座右の銘は「一度の人生」という、小学校の恩師から送られた言葉。
一度しかない人生なので、悔いのないように精一杯生きようと決めている。
精一杯生きるためには、時にはリスクを取る必要がある。
私の場合、リスクをとるためのお守りとして、「公認会計士」という資格は存在している。
公認会計士という資格は、難関国家資格であることに間違いはなく、もっていて損はないのはもちろんのこと、何をするにも有利に働くのではないだろうか。
「経営コンサルタントです。」
よりも
「公認会計士で経営コンサルタントです。」
「会社経営しています。」
だけ、よりも
「会社経営しています。公認会計士の資格も持ってます。」
の方が、箔が付く。
とにかく、ビジネスの世界で生きていくことを考えると、公認会計士という資格は大いに役立つことは間違いない。

08
これから成し遂げたい事、将来の夢
「相続といえばチェスター」と言われるような業界で圧倒的No1の組織をつくること。
チェスターの目標として掲げているのは、以下の3つ。
・2028年までに5,000件/年の相続税申告で業界圧倒的NO.1へ
・2028年までに各種コンサルティング領域で売上5億円体制
・業界最高水準の給与体系及び待遇の整備
この3つの実現に向けて、日々様々なことをしている。
まだ誰も、実現したことのない目標に向かって、組織一丸となって頑張っている。
経営目標で、従業員の給与体系や待遇まで言及している会計事務所は稀ではないだろうか。
その理由は単純で、労働分配率の高い業種である税理士業において、従業員の給与水準を上げつつ組織を大きくしていくことの難しさがあるから。
ただ、チェスターはあえて、ここにチャレンジしている。
好待遇→優秀な人材が集まる→良い仕事をする→安売りする必要がなくなる→利益確保→
こうした好循環を考えている。
税理士事務所の場合、優秀な人材を集め、継続して働いてもらう、ここが一番の課題。
実は、チェスターでは開業以来、幾度となく値上げを行ってきている。
良い仕事をして、適正な対価をお客様から頂き、適正な賃金を従業員に還元する。
当たり前だが、どの会計事務所もなかなか実現できていないこと。
チェスターは正攻法で、業界圧倒的No1を目指す。

09
キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
「会計士の履歴書」を読みつくそう!
会計士のキャリアは、
監査法人に就職して、監査業務に従事。
その後、独立して個人事務所を経営。
もしくは、どこかの企業の財務部門などへ就職。
だけではない。
会計士のキャリアは多岐に渡り、私自身もこの「会計士の履歴書」を執筆するにあたり、多くの他の方のキャリアを見たが、ホントに多種多様。
特にキャリアを模索されている会計士の方は、その選択肢を知っておくことは必須ではないだろうか。


