FAS系ファーム
非公開 非公開
匿名(男性)
M&Aコンサルタントとして付加価値の高いサービスを提供。本気になれる仕事をキャリアパスとして選択
1980年代生まれ 非公開出身 東京都在住
非公開
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キャリアサマリー
大手監査法人でキャリアをスタートしました。最初の2年間は監査業務、その後の2年間はアドバイザリー業務に従事していました。最初の監査業務において、クライアントの半分はマザーズやジャスダックに上場する比較的ミドルマーケットのクライアント、残り半分は外資系企業の日本法人等のクライアントが対象でした。大きく異なる2つのクライアント層を担当させて頂いたことは、その後のキャリア選択にも非常に大きな影響を与えています。また、アドバイザリー業務のうちメインはIFRSの導入支援だったのですが、当時かなり早い段階で関与させていただきました。日本国内のIFRS適用会社が片手で数えられるほどの時期であったため、試行錯誤しながら様々な経験を積ませて頂いたことは今でも大変感謝しています。
その後、事業会社に転職し、経理を2年、経営企画(以下「経企」)を3年ほど担当しました。経理在籍時は買収した企業のPMIやシステム改修、決算早期化等のプロジェクトを通常の月次決算や税務申告と並行しながら行いました。また、経企では特定の事業部門の唯一の財務責任者として、中長期の戦略策定から単年の予算立案、月次の予実管理といった業務はもちろんのこと、マーケティング部門のサポートや工場・物流拠点の集約化といったプロジェクトを回す仕事も行っていました。
現在では、M&Aサービスを提供する会社に勤めています。
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監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
監査法人においては監査とアドバイザリー業務をそれぞれ2、3年ずつ従事していました。特に主体性をもって取り組めたアドバイザリー業務は大変面白く、自身の性格とのフィット感も強かったのですが、その主体性がプロジェクトの範囲に限定されることにモヤモヤしていました。言い換えれば、最終的な意思決定はやはり発注元である事業会社が持っており、また、そのプロジェクトにおける実行も事業会社主体であり、もう少しハンズオンでの仕事がしたいと思っていました。
また、もう一つの理由として、自分の興味がある業界に対して、早目に入っておきたいと考えていました。転職した当時まだ20代半ばでしたので、少し無理をして自分をストレッチさせる機会を求めていたのも転職を考えたきっかけです。
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今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
今はM&Aを専門に扱うファームにおり、M&Aの様々なサービスを総合的に担当させていただいています。所属としては監査法人→事業会社→FASと数年でちょっとずつ軸足を変えていますが、今後のキャリアパスは今のところに残ってパートナーを目指すか、再び事業会社に戻るか、PEファンドに行くか、独立するかのいずれかが現実的な候補です。
ただ、自身の経験としては今後のキャリアパスを考えてではなく、やりたいことを基準にして仕事を選んできたので、ここにはない選択肢を考えている可能性もあります。元々やりたいこと基準でキャリアを歩んできたのですが、事業会社よりはプロフェッショナルファームのほうが職業選択の自由度が高くなるので、FASに入ったことで選択肢が再び増えたのはラッキーだったと思っています。
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あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
自分自身の強みは二つあります。一つは好きなことであれば、とことん貢献し続けられることです。自分が興味を持ったもの、本気になれるものをやり切る強さは、それ自体も強みですが、周りに安心感を与えるという意味でも、強みであると考えています。
もう一つは、客観性です。会計士に合格してかなりの年数が経過しましたが、2、3年ごとに会計という軸を起点にして複数の異なる仕事行ってきました。その結果、物事に対する客観的な姿勢や多様性への感受度が高まったことが強みになります。多種多様な仕事に対する理解があり、自分が属する組織や社外も含めたプロジェクトメンバーが上手く機能するよう、バランスを取れるように配慮することができるのも強みの一つと考えています。いまの仕事はクライアントへの付加価値の提供であるため、前者のコミットメント力と後者のバランス調整力はかなり活きています。
一方、テクニカルには今までの経験値の掛け算は大きく下記になります。
事業会社での経験×特定の業界に対する知見×M&Aの専門性
監査法人での監査業務は差別化要因になりがたいので外しましたが、上記の3つの掛け算で少なくとも1,000人に1人の人材になれる可能性があると思っています。それぞれ10人に1人位のイメージです。ただ、掛け算によって貴重な人材になればなるほど、その掛け算全てを活かせる仕事がないのですが、たまたま今の仕事をご紹介して頂いたご縁に助かっています。
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仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
毎日です。今はプロジェクト系の仕事が多く、毎回異なるクライアントの方とお仕事させて頂いていますし、チームメンバーもそれぞれのプロジェクトで参画する方が異なります。二度と同じプロジェクトはありませんし、同じメンバーで働くこともないと思うようにして、毎回、一期一会と思って一緒に仕事させていただく方とのご縁を大切にしようと思っています。それは事業会社にいたときも変わらずでした。離職率も低くない職場でしたので、今と同じ気持ちで仕事に取り組んでいました。何に興味を持たれるかは人それぞれですが、自身はヒトに興味があったので、会計監査も含めて色々な方とご一緒できる機会が多い仕事をこれらからも選びたいと思います。
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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
監査法人を出てから「この業界に対して自分が出来ることは何か?」「独立した会計士や事業会社で働く会計士など大手以外で働く人たちはどういう仕事をしているのか?」「いま事業会社から出たら、自分に何が出来るのか?」など色んなことを発散的に考えましたが、深く悩んだことはないです。悩むほど業界の全容をわかっているわけではないですし、監査法人を出てから本当に多様なチャンスに巡り合うことができたので、非常に運が良かったんだと思います。
深く悩んだことはなかったのですが、自分の中で考えて答えが出ないことは多々ありました。そのときは、諸先輩方のお話をお伺いしたり、自身が知りたい分野に詳しい方をご紹介頂きました。別途後述しておりますが、若手がキャリアの模索をするにあたって、フットワークは軽い方が良いのは間違いないです。
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人生の目的と公認会計士という資格
人生の目的は長生きと好奇心の探求です。会計士としてもやりたいことは年々増えていく一方ですし、その内容も会計士個人としてではなくて、業界としてのものがほとんどです。近年、特に会計士業界に関するお仕事やお手伝いは積極的に関与させていただいています。自身の考え方として、個人よりチーム、チームより組織、組織より業界、業界より社会を変えていくほうが面白いと思っているので、最終的には人気殺到の資格になり、より楽しく働ける環境を整備して、夢を追いかける人材をたくさん輩出できる業界にしていきたいと思います。
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これから成し遂げたい事、将来の夢
これから成し遂げたいことはいくつかありますが、一つだけ具体的にご紹介すると、事業会社でCFOになれる人材をもっと増やしていきたいと考えています。これを書いている時点で日本国内の上場企業で約3,600社ありますが、うち会計士がCFOをしている企業は全体の10%にも満たない状況です。会計士のキャリアの多様性を高めることも必要だとは感じていますが、ブランディングという観点からは多くの会計士が上場企業のCFOに就けるようになってほしいと考えています。そのために、個人としては事業会社に所属する会計士を増やす活動等を積極的に行っていきたいと考えています。
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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
監査法人での経験短め(修了考査受験年次)、または会計士受験生へのキャリア検討のアドバイスを一つだけさて頂くのなら、大手監査法人以外で働く人の話を積極的に聞きにいくことが大事ということです。おそらく多くの方が大手監査法人に入って数年過ごすという定石を選ぶと思います。そんな中で次のキャリアを考えたいときに、必要なのが客観的なアドバイスなのですが、それらのアドバイスを客観的なものにするには多面的に意見を収集する必要があります。
これを書いている時点で約3万人の公認会計士が日本にいます。大手監査法人だけがキャリアではなく、スタートアップや大企業、他のプロフェッショナルファームや独立、今後はその他新しい道が出てくるかもしれません。この業界の良い特徴として、非常に面倒見の良い先輩がたくさんいます。ただ彼ら/彼女らも説得力を持たせるために自分の経験をもとに、つまりは一定のバイアスをもって、話をしています。
少し脱線しましたが、キャリア相談というと、手軽さから自身が所属する監査法人の先輩にアドバイスをもらいがちです。ちょっと視野を広げる意味でも、より良い意思決定をするうえでも、色んな人の話は聞いておいたほうが良いです。フットワークを軽くして、色んな方の話を聞きに行きましょう。これは上記に記載したような若手会計士、または受験生だけの特権です。


