K.K. | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC税理士法人

金融部(FS)

ディレクター

K.K.

外向きな行動が、視野と価値を広げる鍵
革命家タイプ
革命家タイプ

1987年1月20日生まれ(37歳)
神奈川県出身 ・ 神奈川県在住
慶應義塾大学法学部法律学科

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私が大事にしているのは「信頼」です。これは私と同じく銀行員であった父から教わったことです。信頼は築くのに時間がかかりますが、崩れるのは一瞬です。サービス業として、サービスの質を高めることは基本ですが、言動によって信頼を損なうことは絶対に避けなければなりません。PwCでも「信頼」は非常に重要視されており、組織のPurpose「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」として常に意識されています。
また、コミュニケーションのスピードも重要です。クライアントからの質問は、限られた時間の中で回答を求められることが多いため、クライアントのニーズを満たすよう迅速に対応する必要があります。これは難易度の高い質問に対しても同様で、質を担保しながら迅速に回答するバランスを心がけています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

私たちのクライアントは、グローバルな大企業が中心で、クライアントが抱える税務課題も難易度が高く、かつスピード感のある対応を求められるものが多くなります。そのようなチャレンジングな依頼に対してクライアントに満足してもらえた時に、達成感を感じます。特に印象に残っているのは、あるクロスボーダーの買収案件です。他国の会計・法律・税制を踏まえたうえで、日本における課税への影響を、クライアントの求めに応じてタイムリーに検討する必要があり、とても緊張感があり、難易度が高く厳しい状況だったことを覚えています。そのプロジェクトは1年以上におよびましたが、プロジェクトが無事に終わった時、クライアントから「これまで本当にありがとうございました。シンガポールでも頑張って、戻ってきたらまた一緒に仕事をしましょう。」と言ってもらえた瞬間、自分の努力が報われたと感じ、大きな喜びと達成感を得ました。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

私は悩むことが少ない方ですが、税法解釈の難しさには常に直面しています。特に、高度な知識を求められるクライアントとのやり取りでは、難しい質問が多く、正確なアドバイスを提供するプレッシャーがあります。私がまだ入所して間もない頃、クライアントからの難題に的確な答えを出せず、期待にうまく応えることができなかった苦い経験があり、自分自身が納得する答えを出す重要性を学びました。税法は完璧ではなく、特に金融に精通したクライアントからのハイレベルな質問には、答えに窮することも少なくありません。こうした状況では、税務リスクを考慮しながら合理的なコメントをすることが求められます。そのため、日々の業務では、難易度の高い質問にも「最後の砦」としてクライアントの期待に応えるという意識を持ち、地道なリサーチや同僚、先輩の意見を参考にしつつ、妥協せずベストなアドバイスを提供することを心がけています。また、このような経験を通じて、クライアントからの信頼を獲得するだけでなく、自分自身の成長を実感し、自信が持てるようになっていくのだと感じています。

1 2 3

性格診断テストをやってみよう性格診断テストをやってみよう

会計⼠の履歴書とは
世代、職場、地域などのさまざまな垣根を超えて、
会計士が気軽に立ち寄ってコミュニケーションしたり情報収集できる場を目指しています。
また、当サイトをきっかけに会計士に興味を持ってもらえると幸いです。

会計⼠現役会計⼠・会計⼠

会計士の方はこちら
More
『会計士の履歴書』に掲載している“会計士”は、“日本の公認会計士試験(旧2次試験)に合格している人”を対象としています。そのため、修了考査(旧3次試験)の合否や日本公認会計士協会への 正会員 又は準会員(会計士補)の登録有無とは関係なく掲載しています。