「人生の目的」についてこれまであまり考えたことはないが、これまでの人生を振り返ると、夢を諦めるという大きな挫折を経験することもあれば、反対に難関といわれる試験に合格するという大きな喜びを経験することもあった。哲学的だが、「人生山あり谷あり」と言われるように、プラスとマイナスが同じくらい存在するのではないかと思われる。そのような人生において、トータルでプラスの幅が大きい人生にするためには、まずは自分が周りに対して幸せを与えることだと考える。公認会計士として、クライアントの悩みや、場合によっては社会の課題を解決し、感謝されることが、自分の幸せに繋がっていると感じている。

幅広く経験を積みたい。現在のプライベートビジネスサービスにはまだ2年余りしか従事しておらず、オーナー企業への事業承継支援をまだ十分に全うできていない。そのため、まずはオーナー企業の事業承継支援ができるよう、日々の業務に従事していきたいと思っている。また、自分が何を好み、どこに強みがあり、何を専門としたいのかを見極めていきたいという思いもある。2年間経験を積む中で、向き不向きも見えてきたため、好きな分野を見つけて、そこに力を入れていきたいと考えている。PwC税理士法人には、そのために必要な広範な経験を積める環境が整っている。

この「会計士の履歴書」をご覧になっている皆様は、これからの公認会計士としてのキャリアを考えている方や、公認会計士を目指そうと悩んでいる方が大半であると思う。実は、私も過去に税務業務へ移行するかどうか考えていたときに、この「会計士の履歴書」でさまざまな公認会計士の履歴書を読んだ。その当時の私が感じたことは、「公認会計士」という資格があれば、どんなことにでも挑戦することができるということである。私は現状を打破するために税務へ飛び込んだが、今振り返っても、あの時に飛び込んでみて本当に良かったと思っている。そのため、悩んでいる皆様も、何か興味があって挑戦してみたいことがあるなら、悩むのはそこそこにして飛び込んでみては良いのではないだろうか。