山中宏仁(やまなかひろひと) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

I-GLOCAL CO., LTD

ホーチミン事務所

Director

山中 宏仁 やまなか ひろひと

公私ともにグローバルな会計士
リーダータイプ
リーダータイプ

30代
埼玉県出身 ・ ホーチミン在住
早稲田大学法学部

リーダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 16.2%

人とコミュニケーションをとることが好きで、新しい価値観や知識の吸収に貪欲である。
協調性も高く、相手に対して思いやりを持って接することができるため周囲から頼りにされやすい。
自身の仕事に対しても責任感を持って誠実に取り組むことができるが、予想外のトラブルや問題が起こった時には動揺したりイライラしたりすることもある。
上昇志向があるため内にこもらず積極的に物事に挑戦していく傾向にある。

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1キャリアサマリー

ベトナムの日系会計事務所I-GLOCALでFinancial Advisory Service(FAS)および移転価格税制(TP)部門の責任者をしています。2020年からベトナム・ホーチミンに赴任しています。

I-GLOCALのFAS/TP部門では、M&Aにおけるデュー・ディリジェンスや移転価格ローカルファイル・マスターファイル作成など日本で一般的なFAS・TPサービスに加えて、買収したベトナムローカル企業のコンプライアンス改善支援などを行っています。二重帳簿など、日本ではめったに見ない課題がよく発見されるので、課題解決に向けて部門スタッフと一緒に取り組んでいます。
クライアント業務以外では、部門の予算管理、スタッフのアサイン管理、採用・人事評価、教育研修などのマネジメントを行っています。

本稿が海外でのキャリア形成や起業を考えている会計士のご参考となれば幸いです。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

2010年に監査法人トーマツに入社し、主に国内監査を担当する部署に配属いただきました。幼少期にタイに住んでいた事もあり、漠然と「将来的にはグローバルクライアントを担当し、海外駐在をしてみたいなあ」と考えていました。この頃は英語力がまったく無かったので、空き時間でTOEICの勉強をしたり、夏休みにフィリピンに語学留学をしていました。

入社4年目くらいからグローバルクライアントを担当することになり、またデロイトマレーシアへの短期派遣・アメリカの大学へ短期語学留学の機会をいただき、社内でグローバル人材として認知されるようになりました。入社8年目に2年弱のインドネシア海外赴任プログラムに選抜された事、その後に妻となるベトナム人女性と出会った事が、キャリア選択のきっかけになりました。
妻と出会った時点でインドネシアの話がほぼ決まっていたので、そのまま赴任はしたのですが、この頃から将来的にはベトナムで働きたいと思うようになりました。ベトナム人と結婚するのだから、一度はベトナムで暮らしてみるべきではないか? 日本とベトナム双方のためになるような仕事をすべきではないか? と考えていました。

帰任後はグローバル総合商社の監査チームにアサインいただき、チームメンバーにも恵まれ、充実した日々を送っていましたが、ベトナムに行きたいという思いは強くなる一方でした。妻とも話し合い、ベトナムの日系会計事務所に絞って転職活動を実施したところ、I-GLOCALが日系大手でありFAS業務にも力を入れている点、幹部メンバーがエネルギッシュに仕事をしつつも、家庭やプライベートを大切にしている点、設立は古いもののベンチャーマインドがある点などに魅力を感じました。
待遇面でも希望とマッチしたので、帰任後 1年と少しでI-GLOCALに転職しました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

I-GLOCALはベトナム進出する日系企業をトータルにサポートしており、会社設立~駐在員の労働許可証取得~設立後の会計税務・人事労務~税務調査対応までワンストップで対応しています。また、ベトナム労働法に対応した給与計算や人事労務管理が可能なSaaSソフトウェアを自社開発し、クライアントに提供しています。

社内にはFAS/TP部門があり、日本CPA・ベトナムCPAを含む10数名のメンバーがいわゆるFAS業務と移転価格文書化などのTP業務を実施しています。私は当部門のマネジメントを担当するとともに、FAS案件を中心に実務プロジェクトをリードしています。
その他、日系企業数社の監査役に就任し、経営執行のモニタリングを行い、またベトナム会計税務に関するレポート執筆やお客様向けセミナーなどを実施しています。

監査法人時代と大きく異なるのは、会社の経営に関与している点です。
FAS/TP部門は2022年に設立し、私は立ち上げ時のコンセプト策定、予算作成、初期メンバーの採用(外部採用および社内公募)、業務管理体制の整備など、設立プロセス全体をリードしました。部門のPL予算と人事に責任を負うため、大きなやりがいと、相応のプレッシャーを感じています。特にFASはM&A関係以外でもIFRS導入支援や内部監査などを行っており、業務範囲が広いので、所属スタッフの得意分野・やりたい事と、クライアントのニーズ・部門として深堀する領域のすり合わせには気をつかっています。

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