武田真理子(たけだまりこ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社

経理財務部

執行役員 経理財務部長

武田 真理子 たけだ まりこ

会社が成長しているタイミングは会計士の活躍できる役割が増える絶好の機会
革命家タイプ
革命家タイプ

40代
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 21.7%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
2004年
あずざ監査法人 入所
2010年
クックパッド株式会社に転職
経営管理部長として、決算、IFRS移行、予算管理、IR、グループ会社管理、総務、資金調達、M&Aを含むコーポレートイベント対応などに従事
2016年
GMOペイメントゲートウェイ株式会社に転職
経理財務部長として、決算、IFRS移行、予算管理、グループ会社管理、資金調達などに従事

高校生のころ、社会人として独り立ちするために実学を学んで仕事で使える専門的知識を身につけたいと考え、公認会計士の資格を取ることを決めました。会計士試験合格後はあずさ監査法人に入所し、監査業務に従事しました。6年ほど働いた後、クックパッド株式会社に転職。会社が大きく成長する中でたくさんの新しい仕事にチャレンジする機会があり、幅広い管理部門業務に関わることができました。その後、GMOペイメントゲートウェイ株式会社に転職し、経理財務の仕事をしています。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

監査法人では、国際事業部で上場企業、未上場企業、外資系企業など多くの会社の監査業務に従事しました。三次試験に受かり、インチャージを経験するまでは監査法人で基礎を学ぼうと決めていたので、4年目あたりから次は何をしようかと考えていました。

転職活動を始めた2010年ごろは、まだ事業会社に転職する会計士は多くはありませんでした。少なくとも当時は監査法人やコンサルのほうが事業会社よりも条件は良かったと思いますが、監査をする中で、専門的な人材が外からアドバイスするよりも、事業会社の中にいて直接仕事に関わったほうが良い成果につながるように思うことは多々あり、そこにゆがみを感じていました。せっかく仕事をするなら、給料よりも、より意味があると思える仕事をすることを軸にしようと思い、事業会社に転職することを決めました。

クックパッド株式会社は当時は70名程度のマザーズ上場直後の会社でした。クックパッドはインターネットのレシピサイトで自分自身も利用していましたし、当時でも日本で一番大きなレシピサイトで有名であったにも関らず、PLはまだ小さく、これは成長しないはずはないと思いました。最終面接ではエンジニア出身の創業社長とお会いし、そのカジュアルでフランクな雰囲気、枠にとらわれない思考に新鮮さを感じ、直感的にここで働こうと思いました。

同社では決算担当として入社しましたが、元々決算だけではなく幅広い仕事をしてみたいと思っていたし、まだ仕組みも組織も出来上がっていないベンチャーにはやるべき仕事もたくさんあり、自由に手をあげて任せてもらえる雰囲気もありました。

そのような存分に仕事ができる環境に没頭し、月次決算、予算管理、IR、株式事務、取締役会等事務局と業務範囲を広げ、2013年に経営管理部長になりました。その後、海外を含めたM&Aを始めると同時に決算期変更及びIFRS移行することが決まり、海外での資金調達も行って急速に事業拡大が進みました。クックパッドはその6年間で利益ベースで約20~50%の成長を続け、時価総額は300億円程度から最高3000億円程度にまで伸びていました。

そんな2015年、IFRS移行と上場会社TOBを同時に終えて一息つき、次は何をしようかと考えていたところに株主提案からの経営体制の変更があり、経営方針も大きく変わりました。そして、3年間でM&Aしてきた会社を今度は売却していくこととなり、それが私のクックパッドでの最後の仕事になりました。刺激的な環境を求めていたことを懐かしく思うほどこの6年間は濃い期間で、会社の経営に触れてその熱量を感じるとともに、大変多くの経験を積むことができました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

2016年8月にクックパッドを退職した後はGMOペイメントゲートウェイ株式会社に入社しました。クックパッドは1997年設立2009年上場で、GMOペイメントゲートウェイは1995年設立2008年上場です。前者はレシピサイト運営、後者は決済事業とエリアは異なるものの、会社としての成長スピードに共通点の多い会社でした。GMOペイメントゲートウェイもマレーシアのグループ会社が加わり、IFRSに移行しようとしているタイミングで、まさにクックパッドで積んできた経験が生かせる環境だと思い、転職を決めました。

会計士の活躍の幅は広いですが、上場後、その資金を元に会社が成長していくタイミングは会計士の役割が増えるタイミングでもあり、相性が良いと思います。連結になったりIFRS移行したりすると、予算管理、IR、M&Aといった周辺領域においてもきちんと会計を理解していることが強みになるからです。ベンチャー企業であれば、やる気と能力があれば仕事を積極的に任せてもらえる風土がありますので(少なくとも私が経験した2社はそうでした)、次にやりたいことが明確ではなかったとしても、会計という軸でそういった周辺領域に関与してみることで、それを明確にしていくことができると思います。そういう意味でも、事業会社への転職はいろいろな可能性を模索できるキャリアパスだと思っています。

現職のGMOペイメントゲートウェイでは毎年25%以上の営業利益成長を目標としており、Fintech、キャッシュレスという成長領域の中で事業拡大フェーズにあります。2018年9月期にIFRSに移行し、初めてのIFRS有価証券報告書を提出しましたが、まだまだグループ会社が増える中で、グループ全体でIFRSの財務諸表を正しく作成するためのさらなるプロセス構築も必要です。また、2018年6月に調達した170億円の資金をもとに金融ビジネスを拡大することで、より会計的にも複雑な検討が必要な場面が増えてきます。

また、従来から活発に行っている投資(海外含む)も継続して行っており、管理部門としてそういったプロジェクトに関与する機会もたくさんあり、面白い仕事ができる環境があります。ぜひ新しいことにチャレンジしたい方に入社いただき、会社が成長するときは成長を加速させ、厳しい局面ではしっかりと土台になれるような管理部門を作っていきたいと思っています。

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