国見健介(くにみけんすけ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

学校法人 東京CPA会計学院

理事

国見 健介 くにみ けんすけ

日本一の学校を目指して。次世代を担う会計士たちを育てる会計士受験界のカリスマ教育者
革命家タイプ
革命家タイプ

1978年9月2日生まれ(46歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

自分の強みを敢えて挙げるとすれば,リーダーシップと,常にポジティブに考えられることかなと感じています。

全ての業務で自分より優秀な人というのは沢山います。組織が強くなり,成果を出すためには,優秀なメンバーが一致団結して目標の達成に向かうことが大切です。スポーツチームでも強いチームは,優秀な人が集まっているだけでなく,メンバーの団結力が強いものです。そのような組織を創り上げていくのがリーダーシップだと思っています。

そのために自分が行っていることは,まず,メンバーみんなにとって幸せなビジョンを創り上げること,それを実現する仕組みを作り上げることです。自分よりも優秀な方が,組織の掲げたビジョンに共感し,そのビジョンを達成すれば一人ひとりも満足感が十分に得られるビジョンを創り上げることで団結力が生まれます。

また,一人ひとりのメンバーとなるべく本音をぶつけ合うことも心掛けています。何を考え,何を望んでいるのかを共有することで相互理解が生まれ,信頼感と団結力が高まります。そのため,なるべくすべての情報をオープンにすることと自分の意見をさらけ出すことで,メンバーが「国見はこう考えているよね,国見は何を目指しているよね」と共有でき,また私自身も「メンバーがこう考えているよね,メンバーが何を目指しているよね」と理解できると考えています。

このように、組織全体としてのパフォーマンスと価値最大化を実現するために必要なリーダーシップを心掛けています。

次に,常にポジティブに考えることを意識しています。
様々なチャレンジをしていると,成功するよりも圧倒的に失敗の方が多くなります。また,組織全体で見れば無限の課題を抱えています。その時その時は最善を選択したつもりでも,改善するべき箇所が無限にあるのが現実ですし,一つの課題を解決しても,また次の課題が生じてくるのが組織です。

そのため,失敗をするたびに落ち込んでいては何もできなくなってしまいますし,やることが無限にあるからといって呆然としてもしょうがないので,すべての失敗を成功のために必要なプロセス,課題を一つ解決するごとに組織が強くなるんだと捉える努力をしています。

・失敗しても,そこから学んで次に活かせばいい。
・失敗したからこそ,このやり方で駄目だと気付けた。
・失敗した原因分析をすることで,もっとこうやれば上手くいくことを学べた。
・批判を受けることで,そういう不満を持つ人がいるのかと気付けた。
・今できないことが一つできるようになることの積み重ねが未来を創る

全ての失敗から学ぶ意識を持つことで,成功する確率はどんどん高まると思います。また失敗した数ではなく成功した数で未来は決まってくると考えています。そのため,失敗を恐れるのではなく,失敗はいいものぐらいの感覚で,いかに数多くのチャレンジをして成功する回数を増やすか、ということを大事にして日々取り組むように意識しています。

ただ,リーダーシップも,失敗から学ぶということもゴールはないものです。日々未熟な自分を突き付けられる中で,どうしたらもっとうまくできるようになるのかなと前向きに切り替えることの繰り返しです。
折れないメンタルと,チームとして最大の成果を出すことは,今後も追い続けていきたいです。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

仕事だけではないですが,人生すべてで心が大きく動く瞬間は,自分が誰かのために大きく貢献でき,その感謝を伝えられた時だと思います。
受講生の皆さん,OBの皆さん,仲間,家族,その他すべての周りの方の役に立った時に心が大きく動くと感じています。
そのためには,自分自身の実力を高めること,組織としての実力を高めること,相手が求めていることを理解することがとても重要になると感じているので,そのために必要な力を日々研鑽して強化しようと思っています。
自分が死ぬときに,一人でも多くの人に,「国見に出会えてよかった」と言ってもらえる人生が幸せかなという想いを大切に生きています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

人生や仕事で深く悩むことは,「何がみんなにとって一番望ましいのか」「そのためにはどのような仕組みを作り,何を実行すればいいのか」を考えている時です。多様な価値観の人がいて,様々な制約や壁がある中で,どうしていくのが一番望ましいのかを考えている時が,一番苦労しているかなと思います。それさえ決まれば,あとはどんなに失敗しても実行あるのみなので,その段階では大きく悩みません。それよりも,目指す方向性や動き出す方向性を考えている時は一人で悶々と考えています。
ただ,考えた分だけ色々な思考に気付けるので,考えることは非常にパワーを使うのですが,一人で考える時間はとても大切にしています。

考え事をする際に,自分が大事にしていることは3つあります。

① 木を見て森を見ない状態にならないこと
 どうしても日々の課題を考えていると,最終的に目指しているものは何だっけ?という大局を忘れがちになります。そのため,具体的事象について考えるときにも,ビジョンや目標などの大局を意識するように心がけています。

② 色々な人の意見を聴くこと
 色々な関係者の素直な意見を沢山聞くようにしています。人によって感じ方や意見は異なるので,多くの人の意見を聴くことで,「そういう視点は自分にはなかったな,なるほどそういう風に考える人もいるんだな」などの視野を広げるようにしています。

③ 最後は自分で決断すること
 森を見て,人の意見を数多く聞きながら,最後は自分で納得いくまで考えます。その上で,最後は必ず自分自身で決断するように心がけています。前例がこうだから,〇〇さんがこう言ったからという意思決定をしないようにすることで,自分の決断に責任を負う意識が高まります。それでも,決断をすればするほど誤った判断もすることになります。そのため,判断が間違っていた場合には,すぐに謝り,方針を転換することも重要だと思います。失敗は誰でもするので,失敗を早く修正することも大切にしています。

 上記3つの意識して決断していると,たとえその時の判断が間違っていても,失敗経験から多くを学べるので,長期的に判断に正確性が高まると思っています。

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