M.O. | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC税理士法人

移転価格部(TP)

シニアマネージャー

M.O.

柔軟な視点と積み重ねで道を切り拓く
先生タイプ
先生タイプ

40代
広島県出身 ・ 東京都在住
大阪大学経済学部

7人生の目的と公認会計士という資格

年齢を重ねるにつれ、環境が変わるにつれ、人生において重要なものは変わると思うが、その時々に合わせて柔軟に仕事を選択できるというのが公認会計士という資格の魅力であると思う。
昔から自分はいわゆる「バリキャリ」志向だと思っており、周りからもそう見られていたと思う。一人目の子どもを出産してからも、その志向が揺らぐことはなかった。しかし、二人目の子どもを出産した後、「上の子もこんなに小さかったのか。赤ちゃんの時期はこんなにも短いのか。今は子育てを最優先した方が良いのではないか。」と、自分の考え方が変化してきた。人生は長く、若い頃に考えている人生の目的や価値観がずっとこれから先も続くとは限らない。長い人生の中で大事なものや優先順位がどのように変化しても、大事なものを守りながら仕事を続けることができること、そして、そのような精神的余裕が持てることは、公認会計士という資格を取得する大きなメリットだったと思う。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

友人から、自分が役員を務めている会社の監査役に応募してみないかと声を掛けてもらったことをきっかけに、社外監査役に興味を持ち始めた。出向中には、社内にはない視点でのコメントを喜んでいただいた経験もあり、外部の目線で会社の成長をお手伝いできるという点に魅力を感じている。現時点では遠い将来のぼんやりとした目標に過ぎず、今の自分がなれるとも思えないが、何かしらの目標を持つことで、目の前の仕事をただこなすだけでなく、新しい視点で物事を見たり興味を持ったりすることができると思っているので、そういう意味で、心の片隅に高めの目標を置きつつ、当面は日々の仕事を頑張っていきたいと考えている。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

「来るもの拒まず」の気持ちが大事であると思う。自分でハンドリングできないほど大量の仕事を抱え込んではいけないが、自分が頑張れる範囲内、もしくはそれを少し超える程度であれば、声を掛けてもらった仕事や役割にはとりあえず挑戦してみることにしている。やらない方が日常業務は捗るが、やることで新たな視点に気づけたり、新たな興味が生まれたりすることがある。例えば、前述のアドミ業務では、部内の評価プロセスを手伝ったり、評価基準をマネージャー・パートナーとすり合わせたり、スタッフの採用に関与したりした。どんな業務にも必ず自分の経験や糧になる部分があるため、いろいろなことにチャレンジし、それを新たな自分の一面を引き出すきっかけにするのがお勧めである。

受験生の皆さんは、毎日勉強に追われ、膨大な試験範囲に嫌気がさしてしまうこともあるかもしれないが、毎日着実に成長していることを意識的に思い出すことが大切だと思う。例えば、専門学校からの帰り道を「今日はこの仕訳を理解した」「今日はこの論点を覚えた」といった、今日できるようになったことを振り返る時間にするなど、ポジティブな気持ちで勉強を続けられるようなひと工夫があるといいと思う。価値ある資格であるので、ぜひ最後まで頑張ってほしい。

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