Y.I. | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC 税理士法人

金融部(FS)

マネージャー

Y.I.

税務の専門性でクライアントに価値を
革命家タイプ
革命家タイプ

1999年1月21日生まれ(25歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 商学部

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私の強みは、積極的な調和能力と知的好奇心であると考えている。コンサルティング業務やコンプライアンス業務は、万が一検討を誤ると予期しないキャッシュアウトが発生するリスクがあるため、緊張感を伴う業務である。限られたタイムラインの中で数多くの業務を正確にこなすには、仮に自信があっても一人で完結させるのではなく、中心的な役割を担う人物が多様な人財を巻き込み、チーム全体として迅速かつ正確に案件を進めることが重要なポイントとなる。振り返れば、私は受験生時代から周囲に影響を与えるタイプであり、誰よりも早く受験勉強を始めることで周りのモチベーションを高め、自分を中心に猛勉強の層が広がっている感覚があった。現在の仕事においても、チームのコミュニケーションが円滑に進むよう、自らが中心となって積極的に議論の場を設け、チーム全体で一丸となって案件を進める雰囲気を醸成し、案件を力強く推進することを心掛けている。また、現在の仕事は高い専門性が求められるため、業務をこなしながらも日々知識のキャッチアップを継続する必要がある。知的好奇心が強いため、税法などの研鑽を苦にせず継続できていると考えている。関連する本を購入し、業務時間外での読書を通じてインプットを継続し、業務内でのアウトプットを繰り返すことで、専門性をさらに磨き、業務のレベルを日々向上させることを心掛けている。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

M&Aは、クライアントにとって重要な意思決定の連続である。特に税務に関する検討事項は、その結論が意思決定に大きく影響する可能性がある。さらに、M&Aは取引自体が複雑で、難解な検討が必要となることも多い。こうした厳しい状況の中で、税務の専門家として検討を重ね、クライアントの意思決定に資する価値を提供できた瞬間に、この仕事のやりがいを感じる。以前、クライアントが検討している取引案を持ち込んできた際、私たちのチームはクライアント案の検討のみならず、代替案も提案したところ、クライアントに驚かれ、非常に感謝されたことがあった。この仕事をしていてよかったと、大きく心が動いた瞬間であった。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

高い専門性とスキルが求められるコンサルティング業界に新卒で挑戦したため、入社当初は自分の実力不足を痛感し、日々研鑽の時期を過ごした。どの業界でも同様だろうが、仕事である以上、学校や予備校のように先生から教わるよりも、自分で考え、習得していくプロセスが必要である。「監査にしておけば良かったのではないか」と弱音を吐きそうになることもあったが、早く成長するためには、業務の内外を問わず、人よりも一層多くの量をこなし、自ら厳しい状況に身を置く必要があると感じた。恥を忍んで不明点についてはできるだけ先輩方に質問し、その解決を図っていた。また、直接依頼された業務以外にも、自分が関与している案件についてできるだけ多くの情報に目を通し、自分なりに理解しようとする努力を地道に続けていた。例えば、入社当初は仕事に関する資料やメールを見ても、そもそもその資料の内容が税務の観点から重要であるかどうかの判断をすることさえも難しかった。そこで、重要そうだと判断した資料は先輩に自身の見解とあわせて報告し、先輩の反応を観察して、自身の判断や業務における必要な視点を修正していくプロセスを通じて、効果的な業務の進め方を徐々に体得していった。遠回りも多かったが、諦めずに食らいつき続けたことが結果的に自分の成長につながったと考えている。今思い返すと恥ずかしい質問も多かったが、そのような質問に対して時間を作って真摯に対応してくれた先輩方には深く感謝している。

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