加茂雄一(かもゆういち) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社CaSy

代表取締役社長

加茂 雄一 かも ゆういち

大切なことを、大切にできる時間を創る。家事代行サービスで日本中に笑顔を咲かせる起業家
演出家タイプ
演出家タイプ

1982年10月28日生まれ(41歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 商学部 卒業

演出家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 3.2%

エネルギッシュで積極性があり、主体性を持って物事にチャレンジしていく傾向にある。
また自身の仕事に対して求められる役割を把握して、周囲と協力しながら計画を進めることができる。
ストレスを感じても自身で対処する術に長けていると同時に、他人を思いやる優しさを持ち合わせている。
協調性を大切にする反面、既成概念や慣習を重視する傾向にあるため、新しい意見や考えに批判的になってしまうこともある。

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1キャリアサマリー
2004年10月
大学4年時に公認会計士2次試験合格
2005年4月
中央青山監査法人入所
大企業をクライアントに法定監査業務に従事
2007年7月
太陽ASG監査法人入所(現:太陽有限責任監査法人)
IPO準備会社の法定任意監査業務に従事
2014年1月
株式会社CaSy設立
2014年9月
太陽監査法人を退所
2014年10月
株式会社CaSy代表取締役社長に就任
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

会計士としてのキャリアをスタートさせた中央青山監査法人においては、最初はとある大企業がクライアントでした。優秀な人が多いチームで、監査法人として、会計士としての仕事の仕方はもちろん、社会人としての基本的なビジネスマナーも学ばせていただいたと思っています。監査法人の仕事は基本的にはプロジェクトチームで動き、1週間ごとに別のチームに行くことも珍しくない世界。しかし、クライアントが大企業ゆえに1年の8割ほどはひとつの企業に相対することができたので、このチームで継続して学べたことは大きかったです。一方で、会計という面からだけで企業の全体像を把握するのはなかなか難しいなということも感じていました。

続いて入所した太陽ASG監査法人においては、前職での経験を踏まえて、中小企業において会社の全体像を把握し、経営にもっと近い立場で企業を見たいという気持ちに。IPO準備会社の法定監査業務に携わりました。ここでの経験は非常に有意義で、企業や組織というものを経営者に寄り添う形で捉えることができました。しかし、現場を見るにつけ、会計士である私は会計のことしかわからない。マーケティング、戦略、人事の知識が足りないなと痛感したのです。コンサルタント業務で経営者と話をしていても、目線として会計の目線しかないので、なかなか噛み合わない部分もある。細かな戦略にまで落とし込めていないなという悩みがあったんですね。

この悩みを解決しようと、もっと経営に近いことを具体的に学びたいという気持ちで2012年に会計士の仕事を続けながらグロービス経営大学院に入学。そこで、今のCaSyの創業メンバーと知り合いました。けれど、グロービスに通い始めた当初は、起業というのはまったく念頭になかった。経営者に対して、より的確なアドバイスをするにはどうしたらいいのか、会計士としての仕事を円滑に進めるための手段として考えていたのです。しかし、学んでいく中で、実際に現場でやってみたい、会社という組織で実践してみたいという思いが生まれました。そのタイミングで創業メンバーと出会って、彼らと一緒に働いてみたいという思いも芽生えたんですね。

同時に、監査法人でクライアントのIPOをやっていたのが大きく、色々なベンチャーの経営者と話す機会を得ました。みなさん、とても熱い想いを持っている方が多く、しかも私と同年代。そういう経営者が、社会の抱えている課題を解決したいと夢を語る姿を見ていると、自分も世の中のためになるサービスを作りたいという思いが出てきて、起業に至りました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

ジョインしてから3年ほどは、なにをおいても『調達』がメインの仕事でした。資金調達もそうですし、一緒に働いてくれる仲間、人を集める採用も大きかったですね。このフェーズでは会計士での経験が非常に有効でした。資金調達の際は、蓋然性の高い数値計画が必要です。これについては会計士をやる中で様々な企業のベストプラクティスや悪い例を見られていたので、ある程度のノウハウがあった。一般的には開示されていないものを見られていたというのは大きいですね。

人を集めるにあたっても、数字で語れることは説得力があるので、採用の現場でもなるべく数字を見せて話すようにしていました。夢だけじゃない、きちんとした数字の目標があると示していたからこそジョインしてくれた人もいるでしょうね。

お陰様で資金調達もでき、人材も揃ってきた今は、中長期の戦略や事業計画を練ったり、企業との提携などの新規事業を作ったりしています。ここでも会計士の経験は非常に活きている。会計士として数多く見てきた事業計画で優れていたものは、前提条件がちゃんと定まっていました。この前提条件がブレイクダウンされていると、もし計画通りにいかなくても、どこが悪いというのが明確になります。

逆に悪い例は、前提条件がなくて、“想い”だけで成り立っているもの。創業時はそれでもいいのですが、2年目、3年目となると、想いだけでは事業は成り立ちません。これは実際に会計士としてベンチャー企業と接していたからこそ見えてきたことです。色々な企業の深部まで見られたのは、今の仕事に確実に反映されていますね。
そんな現職、CaSyでのキャリアパス。それは上場をして、家事代行業界の一番をとること。これに尽きます。

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