海藤千津子(かいどうちづこ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介
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太陽有限責任監査法人

品質管理本部

パートナー

海藤 千津子 かいどう ちづこ

自分の経験を生かして、働きやすい職場の環境づくりに関わっていきたい
調査官タイプ
調査官タイプ

40代
千葉県出身 ・ 東京都在住
中央大学 法学部国際企業関係法学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

母親をしながら仕事をしているということで、仕事のこと以外にも家庭や学校のことで日々考えることや処理しなければならないことがたくさんあります。仕事をする時間も限られていますので、仕事のことも家庭のことも、それぞれ限られた時間の中で、優先順位をつけて、できる限り効率的に作業をしていく、ということが身についており、マルチタスクが比較的得意な方だと思っています。また、たくさんやるべきことがあると、物事を先延ばしにせずに、効率よく終わらせていかなければならないので、家庭と仕事の両立でプロジェクトマネジメント力も鍛えられたと感じています。品質管理部の仕事は、同時期に種類の異なる課題が生じたり、依頼されたりするため、色々なことを効率的に処理し、成果を出さなければならない状況になることが多いので、マルチタスクとプロジェクトマネジメント力は今の仕事に活かされているのではないかと思います。また、法人内の他部門の方や他のネットワークファームの方とコミュニケーションをとりながら調整を図っていく場面も多いですが、人とコミュニケーションを図ることは好きなので、今の仕事をしていく中ではプラスになっているかと思います。
業務経験という点では、コンサルティング時代に、何社ものJ-SOXの導入支援業務に従事し、色々な会社の内部統制構築や文書化支援等をしていましたが、今の業務では、手続きの流れを考え、関連規程やマニュアルを整備し、適切に運用していくことが求められることが多いので、その時の経験は、監査法人内のマニュアル作成や仕組みづくりという業務において活きていると感じています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

GTとの関係の中で、自分の成長や仕事のやりがいを感じることがあります。私は、大学生の頃から、将来は英語も使って仕事がしたいとぼんやりとは思っていたものの、結局留学できないまま出産してしまい、入社時点では英語でメールのやり取りもままならないという状況でした。今担当している業務はGTとのやり取りが多く、仕事上でだいぶ英語力が鍛えらました。まだメールでのやり取りが中心ではありますが、最初は不慣れだった海外のGTメンバーとのコミュニケーションが取れるようになったことや、GTのグローバルトレーニングや電話会議に参加できようになったことはとてもやりがいに感じます。また、GTはBig4と比べると規模がそこまで大きくないため、私が担当しているリスクマネジメントやインディペンデンスの分野のグローバルリーダーとの距離が近く、何か質問や意見がある時には、直接やり取りができます。そのため海外メンバーやグローバルリーダーとコミュニケーションを取り、問題が解決できた時や自分の意見が受け入れられた時には、特にやりがいを感じます。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

品質管理部の業務に従事して悩んだことは、当初は監査実務に再チャレンジするつもりで入社したものの、入社以来、品質管理部の業務に専念しているので、監査現場に出ていないということです。監査法人に勤務する会計士にも関わらず、これでいいのだろうかと、正直悩んで、監査現場に出ることを強く希望した時期もありました。上司に相談し、実際に少し監査現場にも出させていただいたのですが、そこで感じたことは、会計監査の知識が豊富で、監査のできる方は私以外にもたくさんいるけれども、法人の中で、今私が担当している品質管理部での業務を担当する人材は、法人内に多くなく、そこで私がこなすべき役割もまた法人にとっては必要であるということです。自分に与えられた役割をしっかり果たすことで、自分は法人の中で役に立っているのではないか、と考えるようになりました。監査法人の業務では、監査業務以外のこともあり、法人の中では必ず誰かがやらなければならないことなので、直接監査業務に携わらなくても、監査業務をサポートすることも、必要なことなのだと考えることで、これが私の役割なのだと思えるようになりました。そして、私はもともと規定や仕組みを作ること、人とのコミュニケーションが好きなので、今の品質管理部での仕事内容はとても楽しく、向いているのではないかと気づきました。会計士の資格は、あくまで自分の人生をよりよくするためのツールだと思いますので、資格が生かせているかどうかよりも、自分がやりがいを持って仕事ができている方がいいのではないかと思えるようになり、今はあまり悩まずに業務をできています。このように考えられるようになったのも、品質管理部の中で人手不足で困っているにも関わらず、監査現場に行くことを認めてくださった上司や人事の方のおかげなので、私の悩みを理解してくださり、柔軟に対応していただいたことに、とても感謝しています。

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