山口敬丈(やまぐちたかひろ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

Business Consulting _Technology Risk

マネージャー

山口 敬丈 やまぐち たかひろ

会計士とIT専門家の架け橋として"One Team"を目指す
チームビルダータイプ
チームビルダータイプ

1988年(36歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 教育学部社会学科 卒業

チームビルダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 2.8%

人と関わることに抵抗がなく相手への共感能力も高い。
仕事に対して誠実に取り組むため周囲からは頼りにされている。
しかし想定していないイレギュラーな事態に直面すると、動揺したり不安になったりすることも。
業務に対してはこだわりを持って取り組むことが多く、従来のやり方や形式を重んじる傾向がある。
持ち前のプロ意識で目の前の課題を着実に解決していく力強さを持ち合わせている。

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1キャリアサマリー
2010年
公認会計士試験合格
2011年
新日本有限責任監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)アドバイザリー事業部 入社
2015年
シニア昇格
2018年
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 Technology Risk 転籍
マネージャー昇格

小学生の時に中学受験に挑戦し、早稲田実業学校中等部に入学しました。中学では野球部に所属し、良い友人にも恵まれ、楽しい青春時代を過ごしました。
高校3年生の時に選択制の授業があり、その中に簿記がありました。父は税理士として開業していて、どんな仕事なのか知りたかったこともあり選択しました。おそらく3級レベルの内容だったと思いますが、よく分からず、自分にはあまり向いていないと当時は思いました。
早稲田大学に入学してすぐの時期、テニスサークルの新人歓迎会に参加した日の帰り道に、ふと、このまま4年間過ごして社会人になっていくことに不安を覚えました。高校・大学の受験経験は無く、なんとなく他人に流されるような日々を送っていた自分は、「なにか難しいことにチャレンジして、自分に自信を持つことが必要だ」と考え、会計士試験に挑戦することを決意しました。
大学1年生の夏から会計士試験にチャレンジし、3度目の試験となった2010年に無事合格することができました。2度の不合格はとても辛かったですが、そこから這い上がれたことが合格したこと以上の自信になったと思いますし、最後の年にともに勉強した仲間が生涯の友人となりました。
しかしながら、当時の会計士試験合格者は就職氷河期の真っただ中で、少し前であれば自分の希望通り監査法人に就職できたはずなのに、ついていないなという気持ちがありました。

2監査法人に入所することを選択したきっかけ

試験合格者の多くは、監査法人の監査部門に就職するのが一般的ですが、当時は就職氷河期の真っただ中であり、大手監査法人の監査部門に就職できる人は少数でした。
大学生活のほとんどすべてを会計士試験勉強に費やした私は、すぐに就職活動に注力することはせず、しばらくは父の会計事務所でアルバイトをすることにしました。
父の仕事を少しでも知ることができたことや、家族との会話の時間が増えたことは、今では貴重な時間だったと思っています。
しかし、半年ほど経過すると、共に合格した友人達も徐々に就職が決まっていき、若干のあせりがでてきました。
当時、一般企業への就職も数多く斡旋されていましたが、試験に合格したからには、大手の監査法人で働いてみたいという気持ちが漠然とありました。
そんな折、新日本有限責任監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)のアドバイザリー事業部のIT Risk Assuranceの採用募集があり、そこで無事内定を頂きました。
正直にいうと、監査部門でないことや、社会人経験もなければExcel “アドバイザリー”や“IT”という言葉にはかなりの不安がありましたが、ようやく手に入れた内定であり、さらに念願の大手監査法人で働けることもあり、2011年7月から入所することを決めました。

3監査法人での仕事の内容、特徴、キャリアパス

■仕事の内容、特徴
私が所属しているTechnology Risk は、IT専門家という立場で、IT内部統制の評価を中心に会計監査の支援をすることが主な仕事になります。
IT内部統制は、業務処理統制とIT全般統制の2つに大きく分類できます。
業務処理統制は、仕入・販売・経理等の業務プロセスの中に存在するシステムの統制であり、IT全般統制はシステム自体の継続的かつ適切な運用を支える統制です。
ITは企業のいたるところで活用されているため、これらのIT内部統制を適切に評価することが監査上重要になりますが、ITについて専門知識を有している会計士は少数であるため、ITに関する専門知識を有したIT専門家が必要になってきます。
IT統制評価以外の支援業務としては、監査上利用するデータの検証、仕訳データの分析支援、監査業務の効率化支援等、業務幅は広いです。
メイン業務である統制評価は、数ある監査手続の一部でしかありませんが、その分担当するクラインアント社数がとても多いのが特徴です。
監査業務である以上、理解力、質問力、説明力、文書力は当然重要ですが、マルチタスクとなることが多いため、各方面との適切なコミュニケーション、タスクの管理力が一層求められる仕事だと考えています。

■キャリアパス
入所した当初は、年間で30社程度のクライアントを担当しました。
分からないことだらけだったため、自分で調べる習慣が身に付きました。また、色々な先輩、クライアントと仕事することができました。多くの方と仕事することで、コミュニケーション能力や、柔軟な思考も身に付けることができたと感じています。
シニアになると、現場での責任者として、クライアントや監査部門の会計士とメインでやりとりする機会が増えてきます。社内でも後輩の調書のレビューや、指導力が求められてきます。
そういった部分で、仕事に対しての責任感をはっきりと感じることができ、今まで以上にやりがいを感じました。
また、年間の半分を監査部門で仕事することを希望し、経験させて頂くことで、会計監査に対して具体的にイメージを持つことができ、監査への理解が深まり、8年目になる今年、マネージャーに昇格しました。
管理職になり、シニア・スタッフの業務を評価する機会も増えてきましたが、そういった際は成果物だけを評価するのではなく、プロセスをできる限り理解して、改善できるようにアドバイスすることを意識しています。
シニア・スタッフのメンバーに、仕事に対してやりがいや面白さを感じる瞬間を少しでも提供できるようなマネージャーになりたいと思っています。

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