釜谷優一(かまやゆういち) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

有限責任監査法人トーマツ

監査・保証事業本部 中京事業部 業務第二部 名古屋事務所

マネジャー

釜谷 優一 かまや ゆういち

常に真剣に考え自分で納得して監査手続を行う。この経験が自己裁量を大きくし監査をやりがいのある仕事にさせる
革命家タイプ
革命家タイプ

1991年7月16日生まれ(32歳)
愛知県出身 ・ 愛知県在住
名古屋大学 経済学部 経営学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

自分自身では、挑戦心があると考えています。
公認会計士の受験もそうですが、常に自分自身が知らないこと、できないことに対して前向きに取り組んできました。これはトーマツに入社した後も変わりません。自分自身に負荷をかけ、新しいことや自分が経験したことがない領域にチャレンジし続けることを意識しています。
例えば2018年7月に生まれ育った名古屋を離れ、東京事務所に異動しました。これは新しい環境に身を置きたいこと、名古屋では例の少ないIFRS任意適用会社の監査を経験したいこと、より規模の大きいクライアントの監査を経験し、自分の知見を高めたいことを理由として希望した結果、実現したものです。東京では今まで経験したことのないような経営のスピードや規模感に圧倒されながらも、それに負けないように研鑽を積み、クライアントのニーズに応えられるようにチャレンジできたと思います。またこの経験は名古屋に帰任した現在、活きていると感じています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

監査は一人ではなくチームで行うものです。繁忙期の苦しい時間を信頼できる先輩、同僚、後輩と共に乗り越える瞬間というのは達成感を覚えます。
会計士は会計のプロフェッショナルといっても、それぞれに得意とする業種や論点、スキルがあります。お互いの長所を活かし、お互いの短所を補いながら進めていくことになります。チーム内でディスカッションすることもありますが、その際は先輩・後輩関係なく、同じ会計士として対等な関係として意見を交わします。またクライアントとも、時には衝突しながらも議論を交わして、正しい会計処理に導きます。
こうした議論を交わすことでチーム内でもクライアントとも信頼関係を構築し、乗り越えられた瞬間は、何事にも代えがたい達成感を得られると思っています。
昨今のめまぐるしく変化する経済環境下において、監査人も変化を求められていると思います。本質的なリスクはどこにあるのか、ということを見極め、如何にリスクの芽を摘み取るか、ということに尽きると思います。これは一人では到底成し遂げられるものではなく、信頼できる仲間と協力してこそ成し遂げられると思います。こうした仲間と出会えたこと、ともに研鑽を積めることが、私の大きな財産になっています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

特にスタッフ時代においてですが、繁忙期の余りあるタスクに忙殺されて、監査手続の意味を十分に理解できないまま繰り返し、また自分が十分に理解できていないことを後輩に引き継ぐこともありました。
当時私がメインで担当していたクライアントの主査は、前期と同様の監査手続を漫然とこなすことをよしとせず、あるべき監査(リスクはどこにあるのか、そのリスクに対応するには何を検討すればよいのか)ということを真剣に考えさせてくれる人でした。当時の私にとっては高く感じたハードルでしたが、そのハードルを課してくれる主査に巡り会えたこと、またそのハードルを越えるために相談に乗ってくれる先輩がチームにいたことが私にとっての幸運だったと思います。
特に会計士としての基礎を形成するスタッフ時代にこうした主査、先輩の下で考える癖を身に付けることができたことが、既に述べたようなやりがいに繋がっていると思います。
後輩と話していると「監査はつまらない、やりがいがない」といった声を耳にすることがあります。しかし、それは監査の面白さに気付けていないだけだと私は考えています。例えば、監査の中でしか知りうることができない機密情報が、クライアントのビジネスのどこに繋がっているのか。クライアントはなぜその行動をとるのか、その過程のどこにリスクがあるのか、といったことに思いを巡らせる。そのうえで監査人としてどういった手続をすべきなのか。このようなことを常に考えることで監査は面白くなりますし、会計士としてもレベルアップできると感じています。

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