山﨑太平(やまざきたいへい) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

有限責任監査法人トーマツ

リスクアドバイザリー事業本部

マネジャー

山﨑 太平 やまざき たいへい

広範なデータを活用し、リスク・課題などを視覚化することで監査人の行動を変えていく
アスリートタイプ
アスリートタイプ

1986年6月30日生まれ(34歳)
福井県出身 ・ 大阪府在住
神戸大学 経済学部 卒業

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4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私の強みはデータ分析スキルと会計監査の両方のビジネススキルを持っているということだと考えています。現在の業務は、会計監査にどのようにデータ分析を活用していくかということを考えていくものであるため、分析に関するテクニカルな知識や統計学の知識が欠かせません。さらに、「このクライアントの利益の源泉はどこか、リスクはどこにあるのか」ということを検討するためのビジネスに関する知見が非常に大切になってきます。ビジネスに関する知識がないと、そもそもどのような分析がクライアントや監査チームにとって必要なのか検討すらできず、結果に対する深い洞察も得ることができません。

 Analyticsチームには会計士以外の様々なバックグラウンドを持つメンバーがおり、多様性のあるチームとなっています。その中では会計士の中ではある意味「常識」ということで片付けていた事象に対して、改めて焦点を当てて考えるということが必要になってきます。例えば、監査サンプリングの手法や仕訳テストの抽出条件、リスクアプローチの考え方など、会計士以外のメンバーに質問された時に「なぜこのような考え方をとっているのだろう」と改めて考えることで、今まで考えられなかった分析手法を検討できることがあります。このような活動がこの仕事の面白さであり、難しさであると感じています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

 Audit Analytics®業務では、監査チームと議論を重ね分析を作り上げていきます。完成した分析を監査チームに提供し分析結果を説明した後、その分析結果を元に監査チーム内での議論が活性化し、その分析を活用した監査調書が新たに作成された時が非常に印象に残っています。
 私の仕事の目的の一つとして「監査人を変える」というものがあります。それは、データ活用という側面から、監査人のリスクアプローチ戦略や実証手続の効率化・高度化を支援するということを通じて、監査人の思考の幅を広げるというものです。例えば、Excelでしかデータ加工ができないのであれば、Excelでは対応できない大量のデータや、データ加工に非常に手間を要するという理由だけで、監査人が無意識の中で諦めていた監査手続があるように感じています。そのような「無意識に諦めていた手続」を無くし、本当に必要だと考えた監査手続を実践して欲しいという想いが私の仕事のモチベーションになっています。
Audit Analytics®を通じて監査人の行動が変わっていくことに貢献できると思える瞬間があることが、私の仕事のやりがいや面白みとなっています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

 私のキャリアは会計監査業務からスタートし、IT監査業務を兼務した上でAnalyticsに関与することとなるのですが、それまでの間ずっと「今の業務をずっと続けていいのか」ということに対して悩み続けていました。
IT監査を兼務しようと決意したのは、会計監査を行っていく中で情報システムを理解しないと適切な監査はできないという危機感を感じたからです。IT監査業務を経験していく中で情報システムに関する理解が深まり、ITに起因するリスクを考えることができるようになりました。しかし、そのように一通り監査業務を経験していく中で、監査のやり方の根本は何十年も変わることはなく、「このやり方で監査をずっと続けていくことに未来はあるのか」と考えるようになりました。監査のやり方を変えたいと考えていたところに、法人内でAnalytics業務を行っている部署があることを知り、現在の業務につながっていくことになります。
そのように考えていくと、仕事に対して悩むということはその仕事に対して真剣に考えているということであり、その悩みに一定の答えを出そうと、とりあえず動いてみることが大切なのではないかと思います。

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