今村公彦(いまむらきみひこ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社

経営管理本部

取締役副社長 執行役員CFO 経営管理本部長

今村 公彦 いまむら きみひこ

すべての人が安心してエレベーターを利用できる社会を築くことが使命。理想と戦略を併せ持つ経営者タイプの会計士
チャレンジャータイプ
チャレンジャータイプ

1978年6月18日生まれ(45歳)
岡山県出身 ・ 東京都在住
香川大学 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

当社のCEOが24年前に腕一本で始めたこの会社をさらに成長させ発展させること、そして日本のエレベーター利用者すなわちほぼ全国民に、価格や安全といった付加価値を還元することが、人生の目的になっている。

何を人生の目的とするかは人それぞれだが、人生をかけるに値するものに出会うことが重要だ。そもそも仕事に価値を見いだせなければ、公認会計士という資格も役には立たないだろう。情熱を持ち自分の力を200%発揮できる仕事を見つけたとき、公認会計士という資格は転職の助けになるのではないかと考える。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

繰り返しになるが、CEOがここまで大きくした会社をさらに発展させていきたい。自分はその発展の下支えをしたいと考えている。まだまだ認知度が高いとは言えないエレベーターの独立系メンテナンス会社をより多くの人に知ってもらいたい。そして、メーカーと遜色ないサービスをメーカーよりリーズナブルに提供する我が社のビジネスモデルを、日本に広めたいと考えている。

海外では独立系メンテナンスのシェアは非常に高く、50%程度のシェアとなっている。日本においてはまだ20%程度しかないため、シェアをどんどん引き上げていきたいし、現在進めている海外展開もさらに加速させていきたいと考えている。CEOとともにこの壮大な目標を達成するために、上場企業としてやるべきことをしっかりと管理しつつ、利益を出していくことも求められている。上場企業としての責務を果たしながら、業界を変えつつ、利益も出す。このすべてが自分の使命であると感じている。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス:やりたいことが決まったら、加速しろと言いたい

大事なことは、自分のタイプをしっかり理解することだと思う。自分の場合、監査法人の監査部門で、決められた狭い範囲を深く掘って専門性を高めるといったタイプではなかった。いろいろなものごとの組み合わせで広範囲に影響を及ぼしたい、また及ぼせるという感覚があった。

監査法人でキャリアを築くなら、上司と良好な関係を作って、しっかりと監査をやり続けて知識と経験を得ながら、どこかのタイミングで海外赴任をして戻ってくるということをやれば良い。だが自分は、何となく雑多で課題だらけの環境で課題解決をし続けることが向いていると感じていた。

自分のタイプが理解出来たら、やりたいことを考えて選択する必要がある。監査法人が向いていない、つまらないという人は多くいる。監査法人を辞めて事業会社に転職をしようと決めたら、事業会社で何ができるか考えることが大事だ。経理部のスペシャリストを目指すのか、組織長、部署長を目指すのか、さらにその上を目指すのか。スペシャリストではないキャリアを構築するためには、上から言われたことだけやっているタイプでは難しい。他部署や現場を巻き込み、経営に資する動きができないと成功はしないと思う。ここは自身のタイプによって向き不向きがあり、しっかりと自分の強みを見極めなければならない。

やりたいことが見えたら、現状に流されず行動することも大切だ。自分は、事業会社に転職したあとは、上場企業のCFOというゴールを置いてキャリアを構築してきた。結果として、本当に素晴らしいと思える会社とその創業者CEOに出会うことができて、肩書より大切だと思えるものを見つけることができた。

最後に転職先で成功する方法だが、単純な答えはなく人それぞれ方法は違うだろう。私は部下には「“できるかできないか”と聞かれたときは“できる”しか言うな」と言っている。「“いつまでにやればよいか”と聞かれたら、人がびっくりするくらいの期間でやれ」とも教えている。どうせやらなければいけないのだから、考えず「やる」といえばよいし、やるからには“とてつもないスピード”でやるべきだ。1番と2番には雲泥の差があり、やるからには1番を目指すべきだが、人を圧倒しないと1番にはなれない。もし間に合わなければこういう事情だったと謝ればよいのだから、ぜひ挑戦してほしい。

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